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『ファンタビ』ニュート役、エディ・レッドメインのファンタスティックな事実10

  • 2022.4.1

映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公ニュート役などで知られる俳優エディ・レッドメインに関するファンタスティック(素晴らしい、すてきな、風変わりな)な情報を紹介! (フロントロウ編集部)

エディ・レッドメインの経歴がファンタスティック

エディ・レッドメインは、児童小説『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J.K.ローリングが脚本を手がけるスピンオフ前日譚シリーズの第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)、第2作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)、第3作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022年4月)の主人公であるニュート・スキャマンダー役でおなじみのイギリス出身の俳優。

画像: エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)/生年月日:1982年1月6日/出身地:イギリス/身長:184cm
エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)/生年月日:1982年1月6日/出身地:イギリス/身長:184cm

そのほかの主演作には、理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じて第87回アカデミー賞主演男優賞を受賞した『博士と彼女のセオリー』(2014年)や、世界で初めて性別適合手術を受けた人物として知られる風景画家リリー・エルベを演じてアカデミー賞主演男優賞にノミネートした『リリーのすべて』(2015年)、ベトナム戦争抗議デモの首謀者として逮捕された7人の男たちを描き第93回のアカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートを果たした映画『シカゴ裁判』(2021年)などがある。

幅広い役柄と確かな演技力で役者としての功績が認められ、2016年にはエリザベス女王から大英帝国勲章を授けられた。

画像: エディ・レッドメインの経歴がファンタスティック

父は銀行の頭取、2人の兄はそれぞれ企業家と銀行の重役というエリート一家の出身。イギリスでトップの名門校男子校イートンでは、なんとイギリス王室のウィリアム王子と同期&ラグビー部仲間だったという、超がつくほどの“いいとこのお坊ちゃん”。

2014年に金融パブリシストのハンナ・バグショーと結婚し、2016年に第1子が、2018年3月第2子が誕生。現在は2児のパパでもある。

俳優になれたのは『SATC』サマンサのおかげ?

学生時代から演技を学び、舞台俳優としてキャリアを積んだエディ。しかし、格式高い家柄の両親は、エディが役者の道を進むことを最初は心配していたそう。

そんな不安をよそに、エディは2005年、舞台『The Goat』での演技が高く評価されてイギリスの30歳以下の若手舞台俳優たちに与えられるイアン・チャールソン賞を受賞。

画像: 左から:父リチャード、母パトリシア、エディ、妻ハンナ
左から:父リチャード、母パトリシア、エディ、妻ハンナ

都合がつかなかったエディの代わりに両親が授賞式に参加したのだが、この時のプレゼンターを務めたのが、大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(『SATC』)のサマンサ役で知られるイギリス出身の俳優キム・キャトラルだった。

エディの代理でキムからトロフィーを受け取った父は、「『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサが自分の息子を表彰してくれるなんて…」といたく感動してしまったそう。エディは「両親は『そういうことなら、息子がこのまま役者の道を歩み続けてもいいかな』と納得したようです」とジョーク交じりに米Peopleに振り返っている。

画像: 『セックス・アンド・ザ・シティ』でサマンサを演じたキム・キャトラル。
『セックス・アンド・ザ・シティ』でサマンサを演じたキム・キャトラル。

奥さんとの馴れ初めがファンタスティック!

一般人である妻のハンナとの出会いは、高校時代。全寮制&中高一貫の男子校であるイートンに通っていたエディは、ある日同級生たちと近くの女子校で開催されたチャリティー・ファッションショーにモデルとして招かれた。そこで出会い、意気投合したのがハンナだった。

このまるで少女漫画のような出会いから約10年以上友だちだったエディとハンナ。じつは、エディはずっとハンナのことが気になっていたようで、2012年、エディが『レ・ミゼラブル』の撮影に入る直前のオフにハンナをイタリア・フィレンツェでのバケーションに誘ったことがきっかけで交際をスタートさせた。

画像: 奥さんとの馴れ初めがファンタスティック!

それから2年後の2014年、イングランド・サマセットで近親者だけを集めて挙式。こじんまりとした結婚式だったものの、テーマである「ウィンター・ワンダー・ランド」に合わせて特殊効果で雪を降らせるなど、とてもロマンチックな式だったそう。

ハンデに屈せず!成績がファンタスティック

特定の色を識別するのが困難な色覚障害があるエディ。「僕は結構な色覚障害があるんです。説明するのは難しいんですが、多くのみなさんが思っているように、すべてがモノクロに見えるというわけではなく、色調を区別するのが難しいといった感じで。たとえば、青と紫とかグレーと茶色を見分けるのは僕にとっては困難なんです」と英Gentleman's Journalに明かしている。

色を見分けづらいというハンデがありながらも、アートを愛しているエディは、イートン校卒業後はケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに進学すると美術史を専攻。フランスの現代芸術家イヴ・クラインが発明した「イヴ・クライン・ブルー」と呼ばれる青色に魅了され、この色をテーマに論文を執筆。優秀な成績で卒業した。

画像: 心酔するイヴ・クライン・ブルーに身を包んで。
心酔するイヴ・クライン・ブルーに身を包んで。

ちなみに、洋服をコーディネートする時は妻のハンナに色選びを手伝ってもらっているんだそう。

有名になっても地下鉄に乗る庶民派

イギリスを代表する人気俳優になっても、地に足のついた生活を好むエディは、最近でも地下鉄などの公共交通機関を利用することがある。

画像: 2014年、まだ結婚前だったハンナとニューヨークの地下鉄の駅でキスをする様子が激写。
2014年、まだ結婚前だったハンナとニューヨークの地下鉄の駅でキスをする様子が激写。

2016年には、ロンドンの地下鉄でラッシュアワーの通勤客に揉まれる姿が目撃され、そのあまりの普通さが話題となったことも。

エディに遭遇したある乗客は、「まさか彼が地下鉄に乗っているとは信じがたいので、声をかける人は誰もいませんでしたよ」「通勤客たちに違和感なく馴染んでいました」と英Evening Standardに証言している。

下積み時代のルームメイトがファンタスティック

ブレイク以前の2009年頃、ハリウッドに進出したばかりのエディがロサンゼルスで一緒に暮らしていたルームメイトたちが超豪華だというのは有名な話。

そのメンバーとは、映画『ザ・バットマン』や『TENET テネット』のロバート・パティンソン、映画『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『チック、チック…ブーン!』などで知られるアンドリュー・ガーフィールド、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』や『ベルファスト』のジェイミー・ドーナン。

画像: 左から:エディ、ロバート・パティンソン、アンドリュー・ガーフィールド、ジェイミー・ドーナン
左から:エディ、ロバート・パティンソン、アンドリュー・ガーフィールド、ジェイミー・ドーナン

今でこそ、それぞれ主演作を持つ人気俳優となった4人は、みんなイギリス出身(※)で同年代ということもあり、当時は同じ役のオーディションを受けることも多かった。でも、ライバル心むき出しで火花バチバチ…ということは決してなかったという。

※ジェイミーは北アイルランド生まれ

とくにエディと仲が良かったというジェイミーは、2022年に出演したラジオ番組『The Jess Cagle Show』で、同じ家で暮らしていた4人が、そろいもそろって、こんなに成功するとは思ってもみなかったと振り返りながら、「みんな本当にいいヤツで、素晴らしい俳優でもあります」とコメントしている。

画像: 下積み時代のルームメイトがファンタスティック

ちなみに、エディはジェイミーと同居した感想について「彼と暮らすのは、まるで子犬と住むのと同じようなものです」と、普段はクールなジェイミーのギャップを感じる素顔をお茶目に暴露していた。

役者を志す若者が夢を叶えるお手伝い

下積み時代を経験しているエディは、将来有望な若手俳優たちを経済的に支援していることでも知られる。

「僕の特権は、両親がロンドン在住ということでした。大学卒業後は1年間、仕事が無く、パブでバイトしていた期間がありましたが、家賃を払わなくて良かったのはありがたかったですね。ロンドンの演劇学校に通いたいという人たちからよく手紙が届くのですが、家賃が払えないという声が多いんです。だから、たまに彼らの手助けをしてあげたりしています。ロンドンはものすごく家賃が高いですからね」と、役者を志す人たちが安心して夢を追えるようサポートしていることを英GQに明かしている。

画像: 役者を志す若者が夢を叶えるお手伝い

手づくりが好き!ファンタスティックな趣味

絵画やピアノといった芸術や音楽にまつわる趣味を持つエディだが、人知れずハマっているのが、メッセージカードを手作りすること。

Buzfeedとのインタビューで「バースデーカードとか、クリスマスカードとか、カードを手づくりするのが妙に好きで、すごく楽しいんですよね」とちょっと照れくさそうに明かしたエディ。

画像: 手づくりが好き!ファンタスティックな趣味

絵画とピアノに関しては「どちらも上手ではないんですけど、大好きなんです。やっていると気持ちが落ち着くんですよね。『レ・ミゼラブル』のギャラはピアノにつぎ込みました」と話している。

逆・御利益? 友人の快挙をファンタスティックに後押し

エディは映画『タミー・フェイの瞳』で第94回アカデミー賞の主演女優賞に輝いたジェシカ・チャステインの受賞を“ある意味”手助けしていた?

2022年内にNetflixで配信予定のスリラー映画『The Good Nurse(原題)』で共演した2人はプライベートでも仲が良く、ジェシカがロンドンにあるエディの自宅を訪問したこともあるという。

画像1: 逆・御利益? 友人の快挙をファンタスティックに後押し

エディ宅には2015年に映画『博士と彼女のセオリー』で受賞したアカデミー賞のトロフィー、通称”オスカー像”が飾ってあるのだが、一緒に行った友人たちみんなが、ご利益を得るかのように次々とエディのオスカー像に触るなか、ジェシカは「私はやめておく!」ときっぱり。あえて触れようとしなかったそう。

画像2: 逆・御利益? 友人の快挙をファンタスティックに後押し

主演女優賞受賞直後にジェシカがアカデミー賞授賞式のバックステージで明かしたところによると、その理由は、もしエディのオスカー像に触ってしまったら、自分が受賞を逃してしまう気がしたから。

ジェシカは、エディのオスカー像に触れなかったことで逆にご利益があり、自分のオスカー像をゲットすることができたと信じているよう。

画像3: 逆・御利益? 友人の快挙をファンタスティックに後押し

ファンタスティックな座右の銘

「これまでの人生で受けた最高のアドバイスは?」と質問されて、エディが挙げたのがロシアの劇作家アントン・チェーホフが妻のオルガに送った手紙に書かれていたというこんな言葉。

「人生を一歩ずつ、ゆっくりと歩んでいこう。競争はほかの人たちに任せればいい」

この深みのある言葉を座右の銘にしている理由について、エディは「演技の世界はなかなか競争が激しくて、そういったものに囚われがちだけど、自分自身で道を切り開いて固め、一歩ずつ踏み出していけば、なんとかうまくいくんじゃないかと思うんです」とBuzzfeedに説明している。

座右の銘に乗っ取り、自分らしく一歩ずつ役者としての道を開拓し、踏み固めているエディ。今後のエディのキャリアや人生がどんな風に進んでいくのか、これからも目が離せない。(フロントロウ編集部)

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