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【杉野遥亮】心の持ちようで、人生は変わる。美容も同じ気がします

  • 2022.4.1

100%の自信を持つことが正解とは限らないと気づいた

大切な人が一人旅に出たまま姿を消してしまった。『やがて海へと届く』は、小説家の彩瀬まるさんが東日本大震災で実際に経験したことをもとに描いた物語だ。

「僕が演じた遠野は恋人のすみれ(浜辺美波)を失いながらも前を向こうとしています。一方で、彼女の親友だった真奈(岸井ゆきの)は、なかなか現実を受け入れられず、すみれを死者のように扱う周囲に反発して……。それぞれが悩み、もがいて、葛藤しながらも一生懸命に生きている姿が、僕にはとても人間らしいと思えました」

俳優として、遠野の心情に寄り添うのは簡単じゃなかった。表現の方向性が定まらず、迷いながら撮影に挑むことに。

「『これでいいのかな?』『こうしたほうがいいかも?』と、試行錯誤しながら演じていたのですが、振り返ると、勝手ながらそれが遠野自身の葛藤とリンクしていたのかなと。俳優が100%の自信を持ってお芝居をすることが正解とは限らないことを教わった気がします。生き方を見つめ直すきっかけにもなりましたし、俳優としても視野を広げることができて。この作品に出合えて良かったです」

喪失感に打ちのめされることがあっても、気持ちを切り替えて行動していると、状況が好転することがある。杉野さんも、つい最近、それを実感したばかり。

「先日、財布を落としたんです。めちゃくちゃヘコみました。でも1時間ぐらいで吹っ切れて、紛失の連絡を入れる準備をしていたら、『俺、やるべきことやれてるじゃん!』って、だんだんワクワクしてきて。そうやって前向きになったことで運気が変わったのか、落とした財布が交番に届けられていることが発覚して。心の持ち方次第で人生変わるなと、つくづく思いました」

「心の持ちようで、人生は変わる。それって美容も同じ気がします」
杉野遥亮さん
Q. 今、ハマっていることは?

A. 『グレイテスト・ショーマン』を何度も観る

もともと大好きな映画で、自宅でDVDを繰り返し観ています。ヒュー・ジャックマンもザック・エフロンも憧れる魅力的な俳優で、自分もいつか歌って踊る作品に出たい……なんて、密かに思っています。

杉野遥亮さん
Q. 美容のために心がけていることは?

A. ストレスを放置しないこと

精神面のコンディションが肌の調子に反映されると思うので、モヤモヤした出来事があったときは、なるべく自分の気持ちを紙に書き出して原因と対策を整理するようにしています。実際に行っているスキンケアは化粧水を塗る程度です。

杉野遥亮さん
Q. この春の公私での目標は!

A. 心を穏やかに健康に過ごす!

財布を落としたエピソードに通じるのですが、本当に最近は心を穏やかに保って健康に過ごすことが大事だと思っています。仕事でもプライベートでも、自分がハッピーでいれば自然とチャンスがやってくるのかなと。

杉野遥亮さん

杉野遥亮(すぎの ようすけ)
1995年9月18日生まれ。千葉県出身。2015年に雑誌「FINEBOYS」の専属モデルオーディションでグランプリを獲得。2017年に映画『キセキ-あの日のソビト-』で俳優デビュー。昨年はドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』、映画『東京リベンジャーズ』、舞台『夜への長い旅路』など話題作で活躍。今年1月スタートのドラマ『妻、小学生になる。』では工務店で働く愛川蓮司を好演。

映画 『やがて海へと届く』
映画 『やがて海へと届く』
©2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

引っ込み思案な性格で自分をうまく出すことができない真奈は、自由奔放でミステリアスなすみれと出会う。2人は親友になったが、すみれは一人旅に出たまま突然姿を消してしまう。5年後、すみれが大切にしていたビデオカメラを受け取った真奈は、彼女が最後に旅した地へと向かう。監督は『四月の永い夢』の中川龍太郎。4月1日全国公開。

撮影/川崎一貴(MOUSTACHE) ヘアメイク/後藤泰(OLTA) スタイリング/りん りぇん りー 取材・文/浅原聡

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