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カウンセリングの勉強で気づいた、より良い自分になるための自己分析とは?

  • 2022.3.30

自分についての理解を深めること、自分と向き合うことが大切というのは雑誌やSNSで見たことはあるけれど、どういう意味なのかいまいちわからないし、何をしたらいいの? なんて気持ちありませんか。将来について迷い始めたことをきっかけに自己分析を始めた私だったけれど、いまだに自分についてわからないことも沢山。なぜ25年間も生きているのに自分のことが理解できないんだろう。自分という人間を知ることについて改めて考えてみようと思います。

自分のことを知るってそもそもどんなこと?

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「みんなは将来何になりたい?」小学生の時、進級するたびに聞かれたこの質問に、私は毎年頭を抱えていました。中学、高校と進んでいく中でも、「夢はあるの?」と聞かれて、一度も答えられたことはありません。当時は、将来何があるかわからないのに今から聞いてどうするの、なんて思っていたけれど、本当はそんなことじゃなかったんですよね。私がこの質問に答えることのできない一番の理由。それは、私が自分のことを知らなかったからだと思います。自分がどういう性格で、どんなものが好きで、何をしている時が楽しいのか、考えたことがなかったんです。そのため、いつもなんとなく過ごしていたような記憶があります。その後、学生から社会人へとなっていき、なんとなく感じた仕事への違和感も、少しずつなんとなくで済ませることができなくなってしまい、私は初めて自分の気持ちに目を向けるようになりました。本当に自分のやりたいことや、自分の大切にしている価値観、これらは生きる上での私たちの重要な軸となります。この軸を自分自身が知らずにいると、人生の中の大きな決断や、苦しく、困難な状況にある時、迷子になってしまうはず。だからこそ、まずは自分を知ろうとする気持ちを抱くことが大切なのではないでしょうか。自己分析の質問が載っている書籍を手に取ってみたり、誰か信頼できる相手に自分のことを話してみる。あるいはストレッチなど自分のために使う時間を取る中で、自分に目を向けてみるのもいいと思います。なんて言いつつも、自分と向き合うということは、自分のいい面だけでなく悪い面とも向き合うということ。では、悪い面と向き合うって一体どういうことなのでしょうか。

気づくことが自分を築き上げる

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前回のコラムの中でも記述したように、私は現在産業カウンセラーの資格取得に向け勉強に励んでいます。自分の全意識をクライエントに集中させ、話を聴くことがどれだけ難しいことなのか痛感するばかりです。と同時に、実はもう一つ、私がたくさんの気づきと学びを得られたものがあります。それは講義で実施されるロールプレイングでクライエント(相談者)役を演じること。私はもともと物事を抽象的に伝えたり、何かと言い訳を探して現実から目を背けようとするよくない部分があります。数年前に自己分析を始めるようになって気づくことのできた私の一面です。しかし、気づいたことに満足してしまい、改善策や原因を探ろうとまではしていませんでした。ところが、このカウンセリングの講義の中で、クライエントとして自分自身のことを話すようになり、どんな出来事においても私のこの一面が大きく影響していることに気付かされました。自分の悪い面を知ることってなんだかすごいモヤモヤするし、できればあまり触れたくありません。けれども、講義の中で先生に言われた「気づくことが自分を築き上げていく」というひと言にハッとなりました。確かに自分の悪い面を知ることは決して喜ばしいことではないけれど、それを知って向き合うことで改善策が生まれ、変わろうと努力をする。それにより、より良い自分を築き上げることができる、ということなのだと感じています。いい面も悪い面も知って、向き合うことは誰のためでもなく自分のためです。より良い自分を目指すことは、より良い生活を歩むことにもつながるのではないでしょうか。

自分とよりよい付き合いをしていくために

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昔、就活中に耳にタコができるほど聞いていた「自己分析」という言葉。当時の私にとって、自分のことを知ることにメリットなんて存在するのか、むしろなにが大切なのか理解できない、こんな気持ちばかりでした。自分のことを知るってどこかスピリチュアルにも聞こえるし、正直意味がよくわからない。そんな方もいるかもしれません。だけど、自分のことを大切な友人や家族だと思って、一度観察してみてください。今まで気づくことのなかった一面や、無意識におこなっている自分の癖などにも気付けるはず。これから何十年も続いていく自分との付き合いを、是非より良いものにして行きましょう。

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