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「なんでもっとしなかった?」手術後にめっちゃ後悔したことは #43歳で腎がんになった話 14

  • 2022.3.30

「43歳で腎がんになった話」第14話。3児の母でブロガーのマメ子さんによる、43歳で腎がんになった体験を描いたマンガを紹介します。今回は、腎臓摘出手術後の様子について。すごく後悔したことがあったそうで……。

43歳で腎がんになった話 ~第14話~

手術前の硬膜外麻酔にビビりまくり、手術室の皆さまになだめられ、なんとか処置が終了。

全身麻酔が効いてきて、すぐに意識がなくなりました。

それから長かったのか、短かったのか……。

意識が戻った瞬間は、突然テレビのスイッチをつけたかのような、目は開かないままだけど、周りの慌ただしい騒音が、ぶわっと一気に流れ込んできたような感じ。

瞬間的に、あっ! 手術だった!とわれに帰る……。

でも、まぶたが重すぎて、ほとんど開かない!

見えないけど、音はよく聞こえてきて、金属の触れ合う音や複数の話し声の感じから、終わって撤収作業っぽい雰囲気だとわかった。

終わったんだなーと思ってると、耳元で

「マメ子さん、手術終わりましたからね」
と声が。

返事をしようとしても、喉が痛くて、声が出ん…あ、呼吸器が入っていたからか……。

「病室に戻りますからねー」

廊下をゴロゴロと移動しているのは感じていたけど、とにかく眠い。
病室についてやっと目が開くように。

喉がカラカラだけど、明日の朝までは我慢しなくちゃいけない。

横を見ると、手術前に置いていた水が。
夜中にこれを見たらちょっとヤバいかも……と思って、

なんで手術前、ギリギリまでもっと水を飲まなかったかなと後悔……。

朝まで喉の渇きと体のかゆみに耐えながら、熱が出たときに見るような、変な夢をずっと見ていたような気もする。

そして、やっと朝!

水のおいしいことと言ったら…!

500mlを一気に飲み干す勢いでした。

手術翌日に、足カバーが取れ、心電図も取れ、尿管も取れ、あと残りは点滴、背中の管、おなかの管のみ。

少し身軽になったところで「歩いてみましようね」と看護師さん。

うん、行けそうな気がします!

あれっ??????

これからどうすんの??????

まず、ベッドから背中がはがれない!

ベッドの端に腰かけてと言われるけど、
ベッドの端まで果てしなく遠い…!

なんとか立ち上がって、点滴につかまりながら、よぼよぼ歩くのが精一杯。

でも、開腹なんてきっとこれの比じゃないんですよね……。

医学の進歩に感謝です!!
令和最高〜!

次回は、入院生活についてお伝えします。

監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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著者:マンガ家・イラストレーター マメ子

2021年3月血尿と疼痛から腎がんとの診断を受け、4月21日に右腎摘出、経過観察中。3児の母。ブログ「そらマメ絵日記(腎がん経過観察中)」を日々更新中。

ベビーカレンダー編集部/ウーマンカレンダー編集室

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