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古民家の縁側で味わう、しみじみおいしい一汁三菜ごはん

  • 2015.9.17
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今年の3月にオープンした「HUG CAFE(ハグカフェ)」は、築50年以上の平屋を改装した一軒家カフェ。縁側の向こうに広がる庭を眺めながら素朴な地産地消ごはんを味わっていると、都会にいることを忘れてしまいそうです。

竹林の奥に佇む古民家カフェ

東急東横線妙蓮寺駅東口から徒歩2分。竹林の脇に小さな看板を見つけたら、そこが「ハグカフェ」へのアプローチです。ドキドキワクワクしながら竹林のトンネルをくぐり抜けると、その先に昔懐かしい佇まいの古民家が現れます。ガラガラと引き戸を開けて、玄関で靴を脱いで店内へ。まるで田舎の親戚の家に遊びに来たみたいな気分です♪

2間続きの8畳の和室にぐるりと広縁があるカフェスペースは、百日紅の床柱や欄間など、今では珍しくなった日本家屋ならではの設えがそのままいかされています。ピカピカに磨き上げられた床や畳の感触が心地よく、思わずゴロンと寝転びたくなってしまいます。

木製のテーブルやちゃぶ台が並ぶ店内から見渡せるのは、270坪もの広い庭。百日紅にイロハモミジ、ザクロなど、四季折々に彩りを変える庭を眺めているだけで、ゆるゆると心がほぐれていくよう。駅からお店まではわずか2分ほどですが、街の喧噪をすっかり忘れてしまうほど静かな環境です。

ランチは一汁三菜のこだわり「母めし定食」

こちらで味わえるのは、地元の野菜をふんだんに取り入れた一汁三菜の「日替わり母めし定食」(1180円)です。料理のメニューは、東京・国立で人気の古民家カフェ「やまもりカフェ」がプロデュース。こだわりの素材を使い、手間ひまかけた素朴な家庭料理がいただけます。 秋田の山石農園の玄米や山梨の五味醤油の甲州味噌など、調味料から生鮮食品に至るまで、素材は安心して食べられる無添加のものばかり。横浜市内の農家から届く路地野菜に、約80年の歴史を誇る横浜醤油のお醤油など、お店で使う食材はスタッフが生産者に直接会いに行き、納得したものを仕入れています。

「日替わり母めし定食」のメインは肉と魚の2種類から、ごはんも玄米と5分づき米から好きな方を選べます。今回は魚料理のタイの唐揚げをチョイス。揚げ物は米油と米粉のパン粉を使用しているので、サクっとした食感が抜群です。小鉢に盛られたきゅうりとしらすの和え物やひじき煮など、どの料理もからだが喜ぶやさしい味わいでした。

オリジナルレシピの手作りおやつ

常時7種類ほど用意されているデザートは、地元の小林豆腐店の豆乳と寒天で作る「濃厚豆乳プリン」(500円)や、手作り黒蜜がかかった「黒蜜きなこアイスクリーム」(500円)など、国産素材で作る和スイーツがそろっています。

「なっちゃんの手作りケーキ」(500円)、「ルミちゃんの手作りクッキー」(450円)など、スタッフの名前入りのメニューもあります。お菓子作りが得意なスタッフのレシピで生まれたオリジナルスイーツは、どれも甘さ控えめで低カロリーです。

手作り体験ができるワークショップを開催

「ハグカフェ」では、不定期でさまざまな手作りワークショップを開催しています。好きな布やパーツで作る「おまもりブローチ作り」や、ふろしきの活用術を学ぶ「ふろしき入門」、消しゴムを使った「手作りハンコ教室」など、どれも興味をそそられるユニークなワークショップです。

カフェスタッフに教わる「母めし料理教室」も毎回好評を博しているそうですよ。ワークショップの日程はホームページのカレンダーに掲載されているので、こまめにチェックしてみてくださいね。

ゆったりくつろげる憩いの空間とおいしいごはんに癒される「ハグカフェ」。ここでは幅広い年齢層の人たちが思い思いの時を過ごしています。のんびり過ごしたい人には、広縁のクッション席が特等席。目の前を走る電車を眺めながら友達とおしゃべりしたり、1人で読書に没頭するのもいいですよ。

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