数には、さまざまな表し方があります。例えば「2」も場合によって「6/3」と表したり 「√4」と表すこともできますよね。
与えられた数の大きさを比較する場合には、表し方を統一する必要があります。
それでは、さっそく問題にチャレンジです!
これらの数を、大きい順に並べてください。
1, 3/2, 7/4, 1.7
ヒント!
整数と小数、分数がそれぞれ混ざっていますね。
すべての数を「整数」「小数」「分数」のいずれかの形に合わせてみましょう。
どの表し方に合わせるのがいいでしょうか?考えてみてください!
正解は…
それでは正解を発表します!
答えは、大きい数から、「7/4, 1.7, 3/2, 1」でした。
正解できましたか?それでは解説を見てみましょう!
解説
与えられた4つの数の中には、分数と小数を含む数が混ざって存在しています。この場合、「すべての数を同じ表し方に直してから、数を比較すること」が重要です。
今回は「整数」とも比較しやすいように、「分数」を「小数」の形に直します。
「分数」は、「分子を分母で割ることで小数に直す」ことができます。
「3/2」は、
3÷2=1.5
「7/4」は、
7÷4=1.75
与えられた数を大きい順に並び替えると、
1.75, 1.7, 1.5, 1
となりますね。
小数に直した分数を初めの表記に戻すと、
7/4, 1.7, 3/2, 1
となります。
分母で分子が割り切れない分数が含まれている場合は、「小数」や「整数」を「分数」に直して比較します。その場合は「通分」することで分母の大きさを統一し、分子の大きさで比較しましょう。
まとめ
今回のように数の大きさを比較する問題では、「分数同士や小数同士など、同じ形に統一してから比較すること」が大切です。
ほかの問題にも、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
ライター:吉野あゆみ
完璧文系の大学時代から中学数学の家庭教師アルバイトをしていた、隠れ数学好き。現在も数学の教科書や問題集を校正しながら、文系目線で数学に向き合っています。数の世界の楽しさを、みなさんにお伝えしていきたいです!
編集:TRILLニュース