1. トップ
  2. 「悪性である可能性が高い」エコー検査でしこりを診た医師に告げられ… #40歳独身で乳がんになりました 3

「悪性である可能性が高い」エコー検査でしこりを診た医師に告げられ… #40歳独身で乳がんになりました 3

  • 2022.3.27
  • 1307 views

「40歳独身で乳がんになりました」第3話。40歳独身で乳がんの告知を受けた、島野たみこさんの体験を描いたマンガを紹介します。前回、右胸の痛みがきっかけで、しこりらしきものに気付いた島野さん。すぐに病院を受診したところ……。

40歳独身で乳がんになりました ~第3話~

土曜日の夕方にしこりに気付き、月曜にすぐ近所の総合クリニックに電話をしました。
自覚症状があることを伝えると、「今コロナの影響で空いているので、できるだけ早く来てください」と言われ、翌日の午後に行くことに。

出来る限りの仕事は月曜日中に終えておきました。
もし何かが発覚したら、自分の精神状態がどうなるか予想できなかったので……。

診察で経緯を説明すると「とりあえず診てましょう」と先生。このときは、まだあまりシリアスな雰囲気ではありませんでした。

触診では「柔らかさもあるし大丈夫なんじゃないかな……?」と言われ、その言葉にほっとする私。
でも、エコー検査で空気が変わりました。

先生は、沈黙してエコーの器具を何度もしこりの周辺で往復。そして……。

「まだ確定ではありませんが、これは悪性である可能性が高いです」と先生。

私のしこりは約2cmで、周囲がぼやけているような、ギザギザしているような感じに見えました。
良性のしこりはもっと滑らかで、きれいな形なのだそう。

先生はとても気をつかいながら説明をしてくれたのですが、私は冷静なのか、呆然としているのかよくわからない状態で……。淡々と「わかりました」と言いました。

そしてその日のうちに、マンモグラフィだけでなく、MRI撮影までおこないました。

しこりの細胞を詳しく検査しないうちにMRI撮影までしたのは、今まで数々の乳がんを診てきた先生が見て、明らかに悪性だったことと、コロナ禍の状況を配慮してという理由からとのこと。

良いのか悪いのかという感じですが、そのおかげでトントン拍子に事が進んでいきました。
でも、そのときに置かれていた状況の中ではよかったんだと思っています。
うれしくはないけれども。
次回はMRI検査のときのお話をします。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


監修者:医師 黒田愛美先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。


著者:マンガ家・イラストレーター 島野たみこ

2020年5月、40歳独身で乳がん告知。術前抗がん剤→右胸全摘手術→放射線治療を経て、現在ホルモン療法中。治療に苦しんだり人生に思い悩んだりしながら、手探りで得た経験をインスタで投稿中。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる