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勉強、部活、友だち、SNS。中学校って、小学校とどう違うの?

  • 2022.3.20

まもなく新学期。小学校を卒業し、「4月から中学生」という子どもたち、そしてその保護者は、新しい環境への期待と不安で胸がいっぱいなのではないだろうか。

2009・2010年の東京都の調査では、「中学校入学前に不安を感じていた」と回答した子どもが約8割にのぼった(東京都「平成22年度中学校第1学年の生徒の適応状況調査」より)。勉強が難しくなる? 新しい友だちとどう付き合う? そんな不安にまるごと応える本がある。中学校入学前の新定番、『中学校ってどんなとこ?』(世界文化社)だ。

本書は、授業は小学校とどう変わるのか? どう勉強すればついていける? 部活はどんなものがある? といった学校生活の基本から、友だちとの関係の築き方、スマホとの上手な付き合い方、思春期の心とからだのことなど、大人が踏み込みづらい大事な話まで、中学校デビューに必要なあらゆる情報を網羅している。中学生だから知っておきたい、ジェンダーやSDGsの知識も掲載。

子どもが読みやすいよう、各章のはじめにはマンガがついている。⼩学6年⽣の主⼈公・葵ちゃんと樹くんが中学校の先輩と出会い、中学校に⼊学するというストーリーだ。葵ちゃんと樹くんの中学校生活を通して、中学生に必要な知識をいっしょに学んでいく。

各章の最後には、「中学校の先生から保護者の方へ」というページも。具体的で詳しいアドバイスで、「中学校生活をどうサポートすれば?」という保護者の不安も解決してくれる。

現役6年生も「ぼくのためになった」

発売前に、現役の先生・小学6年生(杉並区立高井戸小学校6年3組)が本書のモニタリングをした。担任・児童32人中、「とても満足」「まあまあ満足」と答えたのは計29人。約9割の満足度が得られた。

先生の感想
「コロナで中学校との交流がなくなり、子どもたちが中学校の様子を聞く機会がなくなったので、この本はgoodです!」

小学6年生の感想
「自分も、中学校が不安だったので、この本を読んで少しホッとしました」
「マンガがあって興味を引きやすいうえ、知らないこともおおいなか説明がわかりやすかったです。受験もより頑張ろうと思いました。絶対に買います。神に誓います」
「中学校のことを小学校と比べて書いてあったのでわかりやすかった」
「私たち小学生にとって、中学生になることはまだまだ不安でいっぱいだったので、テーマがいいと思います」
「私が気になっているテストや部活のことが書いてあって、中学について知ることができとてもよかったです。絶対買います!」
「まんがと絵があってわかりやすかった。ぼくのためになった」

中学校が不安な子どもにとって、何よりも心強い1冊。この本を読めば、4月からいいスタートが切れるはずだ。入学祝いにもぜひ。

【目次】
リアルな中学校ってこんなとこ!
第1章:中学校の勉強って、どんなことをするの?
第2章:部活って、どんなことをするの?
第3章:中学校での友だちとの付き合い方
第4章:スマホ、SNSとの上手な付き合い方
第5章:中学生のこころとからだの成長
第6章:中学生だから知っておきたい大切なこと

■総監修 升野伸子(ますの・のぶこ)さんプロフィール
筑波大学附属中学校副校長。公民科教育・ジェンダー論 東京大学経済学部卒業。お茶の水女子大学修了。大妻中学高等学校教諭を経て、現職。共著として『女性の視点でつくる社会科授業』(学文社)、『入門 社会・地歴・公民科教育--―確かな実践力を身に付ける』(梓出版社)、『中学歴史 生徒が夢中になる!アクティブ・ラーニング&導入ネタ80』(明治図書出版)など多数。

■4章監修 多田義男(ただ・よしお)さんプロフィール
筑波大学附属中学校教諭。教科は技術・家庭科(技術分野)。東京都公立学校主幹教諭などを経て現職。情報学に関する研究、道徳教育に関する研究、授業実践多数。東京都を中心に研修会の講師を務める。

■5章監修 道幸玲奈(どうこう・れいな)さんプロフィール
筑波大学附属中学校養護教諭。東京都公立中学校での勤務を経て現職。自分も相手も大切にできるいのちの教育に取り組んでいる。

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