1. トップ
  2. 元日本代表も所属…クラスター発生の蔚山現代、さらなる感染発覚で「試合不可能」に。次節延期へ

元日本代表も所属…クラスター発生の蔚山現代、さらなる感染発覚で「試合不可能」に。次節延期へ

  • 2022.3.18

元日本代表MF天野純(30)、韓国代表DFキム・ヨングォン(32)らが所属する韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が、チーム内における新型コロナウイルスの集団感染によってエントリー最低人数「17人」を満たすことができなくなり、次節が延期されることになった。

Kリーグでは最近、蔚山現代とFCソウルの2チームで集団感染が発生したが、韓国プロサッカー連盟は新型コロナ対応マニュアルに基づき、今週末のリーグ戦正常開催を両チームに通告した。

これは、開幕前に実施した理事会で議決した「出場可能選手が最低17人以上(GK1人含む)で、▲新型コロナ検査の結果陰性、▲無症状、▲隔離非対象の要件を満たせば延期せずに開催する」という内容を遵守したものだ。

ただ、蔚山現代は前日(3月17日)までに登録選手30人中22人の陽性が確認された。つまり、選手内に陰性者がわずか8人しかいないということだ。

蔚山現代の天野純(中央)
蔚山現代は延期。しかしFCソウルは…

蔚山現代は来る20日、ホームの蔚山文殊サッカー競技場で浦項(ポハン)スティーラーズとの第6節を予定していた。当初は試合当日までに9人が隔離解除され、陰性者8人と合わせてエントリー最低人数「17人」を満たすことから、試合は正常開催される予定だった。

しかし、本日(18日)新たに選手の新型コロナ感染が発覚。このため、試合までに「17人」を満たすことができなくなったことから、開催を延期せざるを得なくなった。

蔚山現代と浦項の試合は、翌週の代表ウィーク期間、もしくは両チームの合意の下、シーズン中の別日に延期して開催する見通しだ。

韓国プロサッカー連盟は、蔚山現代から感染判定を受けた選手の証明書(保健所からの感染通知メール)を受け取った。今後は内部での会議を経て、蔚山現代と浦項の試合の延期を発表するとともに、試合日程を再公示する予定だ。

一方のクラスター発生チームであるFCソウルは、19日にホームのソウルワールドカップ競技場で行われる済州(チェジュ)ユナイテッド戦を通常開催するものとみられる。

FCソウルは現在までに11人の陽性が確認された。FCソウルは今季、40人の選手を登録しているため、エントリー最低人数「17人」を満たすことはできる。

ただ、チーム内では新たな感染者も発覚しており、負傷者だけでも12人に上ることから、正常なエントリーをすることは難しい。16日にはアン・イクス監督も陽性判定を受けた。

FCソウルはアン・イクス監督の感染が発覚した直後、済州に「試合延期要請」の公文を送ったが、合意には至らなかった。済州側としては、韓国プロサッカー連盟が打ち出したマニュアルに基づき、延期不可の立場を伝えたものとみられる。

Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.

元記事で読む
の記事をもっとみる