魚は生のまま刺身やお寿司にしても良し、煮たり焼いて食べても良しと、様々な調理方法でおいしく食べられるのも魅力の1つですよね。種類も豊富なので、毎日でも食べられそうです!
さて今回は、そんな魚に関する難読漢字から「鱵」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことはできますか…?
「鱵」の読み方!
「鱵」の読み仮名は3文字で、主に冬から春にかけて旬を迎える魚です。通年漁獲されますが、高級魚のためスーパーではなかなかお目にかかれないかもしれません。
魚は種類によって様々な見た目をしていますが、「鱵」は「太刀魚(たちうお)」や「秋刀魚(さんま)」のように細長い体形です。そして、名前の最初は「さ」となっています。
細長い体形で、1文字目が「さ」の魚…いかがでしょう? ピンときた方も多いかもしれませんね。
それでは、正解を発表します。
正解は「さより」でした!
「鱵」について
「鱵(さより)」は高級魚のため、名前を聞いたことはあっても食べたことはない…そのような方も多いと思います。
なお、先述したようにこの魚の体形は細長いです。そのためか「細魚」なんて別表記もあるんですよ。
それでは、最後に「鱵」がどのような魚なのか。辞書で確認してみましょう!
① サヨリ科の海産魚。全長約四〇センチメートル。体形はサンマに似て細長い。下あごは著しく長く、くちばし状に突出し、その前端は赤い。背側は青緑色、腹側は銀白色。北海道南部以南の各地の沿岸表層に分布する。内湾に多く、春の産卵期には川をさかのぼるものもある。肉は白く淡泊で、刺身、すし種や吸物にされる。春から秋が特に美味。よりとうお。よろず。《季・春》
② 魚「さんま(秋刀魚)」の異名。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
「鱵」という魚の名前なのに、全く別の「秋刀魚」の異名でもあるなんて、なんだか面白いですよね。「鱵」を食べるつもりで頼んだら、まさか「秋刀魚」だった…なんて悲劇も起きてしまうんでしょうか? 注文する前に、しっかり確かめる必要がありそうです…!
まとめ
いかがでしたか?
「鱵」は「さより」と読みます。
こちらのほかにも魚に関する難読漢字はたくさんありますよ。今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!