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「沼田鰻」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.4
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こうばしい香りと甘辛いタレが絡んだ味わいがたまらない「鰻(うなぎ)」の蒲焼。ご飯との相性はもちろん抜群! あらゆる食べ物の中で1番好き、なんて方もいらっしゃると思います。

さて、実は「鰻」には様々な種類がいるんです。今回はその1つである「沼田鰻」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか?

「沼田鰻」の読み方!

読み仮名は5文字で、「鰻」は「うなぎ」と読みます。

つまり、正解に至るための鍵は「沼田」をどう読むかにありますよ。「ぬまた」と読みたくなりますが、それでは文字数がオーバーしてしまいます。

もちろん「しょうでん」なんてもってのほか。はたして、なんと読むのでしょうか?

…ここでヒント!実は「沼田」の読み方は「ぬまた」にとても近いんです。1文字だけ削ればOK!

いかがでしょう、見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「ぬたうなぎ」でした!

「沼田鰻」について

「沼田」は「ぬまた」とも読みますが、実は「ぬた」という読み方もあります。1文字削るだけなので、一見簡単に読めそうですが、ノーヒントではなかなか正解にたどり着けなかったかもしれませんね。

なお「沼田(ぬた)」の意味は下記の通りです。

① 泥ぶかい田。ぬまた。泥地。
② (猪(いのしし)は、泥の上に枯草をかき集めて寝るというところから) 猪の寝床。また、泥土。
③ (形動)垢がついてきたないこと。しまりがないこと。だらしのないこと。また、そのさま。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

②と③は、字面からはちょっとイメージができない意味ですよね。でも、「沼田鰻(ぬたうなぎ)」の「ぬた」は、違うものに由来するようです。

〘名〙無顎類メクラウナギ目ヌタウナギ科の海産動物。体形はウナギに似るが両顎および胸びれを欠く。全長約六〇センチメートルで体色は茶褐色。眼は退化して外からは見えない。口の両側に四対の長いひげがあり、体側には、六対まれに七対の外鰓孔がある。体表にぬたと呼ばれる粘液が多いところからこの名がある。本州中部以南、朝鮮半島南部の各地の浅海にすむ。雌雄異体。食用にする地方もある。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

その体表をおおう粘液「ぬた」が多いことから、その名がついたんですね! 食用にする地域もあるそうなので、興味を持たれた方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

「沼田鰻」は「ぬたうなぎ」と読みます。

ぜひ、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!