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「夏蚕」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.29
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早いもので5月も終わりに近づいてきました。6月、7月と月日が進めば季節はもう夏…。時間の流れって、本当に早いですよね!

さて今回は、そんな来たる夏にちなんだ難読漢字「夏蚕」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか?

「夏蚕」の読み方!

字面から「なつかいこ」と読んでしまった方は多いはず。でも残念! もちろんそう単純にはいきません。

「養蚕(ようさん)」という言葉から、「かさん」とも読めますが今回は違います。読み仮名は3文字で、「夏」は「なつ」と読みますよ。「なつ○」、空欄に当てはまる1文字を考えてみてください!

それでは、正解を発表する前に最後にして最大のヒントをお出しします。「夏蚕」の別表記は「夏子」です。これでもうわかった方も多いはず!

それでは、正解を発表します。

正解は「なつご」でした!

「夏蚕」について

「蚕」は「かいこ」と読みますし、「子」は「子供(こども)」のように「こ」と読むことが多いですよね。そのため「なつこ」と誤読してしまった方もいらっしゃるかもしれません。

では、「夏蚕(なつご)」とはどのような意味なのでしょうか?

① (夏子) 夏に生まれた子。
② (夏蚕) 夏、孵化して飼育されるカイコ。ふつう、七月上旬に掃き立てる。春蚕・秋蚕に対していう。夏虫。かさん。《季・夏》 

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

同じ読み方でも、表記によって変わるみたい。どちらもまさに字面通りの意味ですよね。

ちなみに「夏蚕」に似た言葉として、「春蚕(はるご)」と「秋蚕(あきご)」があります。それぞれ育てる時期、収穫の時期が異なっていますが、特に糸の品質が良いのは「春蚕」なのだそう。

まとめ

いかがでしたか?

「夏蚕」は「なつご」または「かさん」と読みます。

今回ご紹介したように、同じ言葉でも表記によって意味が変わるのも日本語の面白さの1つです。この機会に「夏蚕」と「夏子」、両方を覚えておきましょう!