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「甘野老」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.31
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「甘野老」です。

それぞれの漢字は、どれも1度は見かけたことがあると思います。それぐらい、私たちにとってなじみ深いものですよね。

しかし、組み合わさるとなんと読むのでしょうか…? さぁ、当ててみてください!

「甘野老」の読み方!

今回の読み仮名は5文字です。そして、「甘」は「あま」と読みます。

つまり、カギとなるのは「野老」をなんと読むかです。もちろん「のろう」や「やろう」なんて簡単な読み方はしませんよ。

「老」という漢字が入っていることから、もしかしたら「老人」に関する言葉と思った方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それも不正解。実はこちら、とある植物の名前なんです。

はたして、その正体は…?

それでは、正解を発表します。

正解は「あまどころ」でした!

「甘野老」について

まさか「甘野老」と書いて「あまどころ」と読むなんて、思いもよりませんよね。

ちなみに「野老(ところ)」という植物があり、こちらはその仲間になります。

さて、それでは「甘野老」について、辞書で詳しく調べてみましょう!

〘名〙 ユリ科の多年草。各地の山野に生える。高さ五〇センチメートル。葉は長楕円形で裏面は緑白色。初夏、細長い鐘形の白い花が、葉腋(ようえき)から二個または一個ずつ垂れ下がる。地下茎から澱粉を採るほか、すり下ろして腰痛、打撲傷に外用する。漢名、萎蕤。いずい。からすゆり。えみぐさ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

さて、なぜ「甘野老」の仲間はこのような変わった表記をするのでしょうか?

実は、その姿が理由になっているそうです。

(2)「野老」と書くのは、その髭根を老人の髭に見立てたからで、海老にたいして野老、ノノオキナとも呼ばれた。この芋がきわめて長いので長命を連想させ、毎年掘り出す普通の芋に対し長く土中においておくほど大きくなるところから、年をとるほど栄える縁起物とされる。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

海の「海老」に対して山の「野老」といったところでしょうか。縁起物として、正月飾りに用いることもあるんだそう。気になる方はぜひ調べてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「甘野老」は「あまどころ」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!