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「設」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.17
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「設定(せってい)」や「建設(けんせつ)」など、社会に生きる上で見かけることの多い漢字「設」。今回は、こちらのちょっと変わった読み方を当てていただきます!

送り仮名をつけたら、「設ける(もうける)」「設く(もうく)」と読みますよね。でも、今回は送り仮名なし!1文字で「せつ」以外になんと読むのか…。こちらを当ててみてください!

「設」のちょっと変わった読み方!

先述したように、今回は送り仮名なしが条件です。そのため、「設ける」「設く」ではなく「設る(しつらえる)」と読んでも不正解!

ノーヒントではなかなかわからないかもしれません。でも、実は「設ける」「設く」が、正解にたどり着くための大きなカギになっているんですよ。

正解は2つあり、それぞれ「○○け」「○け」と読みます。そして、「設ける」「設く」がカギになる…そろそろ、閃いた方も多いのではないでしょうか。

それでは、正解を発表します。

正解は「もうけ」「まけ」でした!

「設」について

「もうけ」はヒントを聞いてパッと思いついた方も多いはず。でも「まけ」はちょっと難しかったかもしれません。おそらく「もけ」と読んでしまった方も多いと思います。実は「設」には、「設く(まく)」という読み方もあるんですよ。

ちなみに「もうけ」も「まけ」も、それぞれ「設ける」と「設く」の連用形が名詞化したものです。

なお「まけ」の意味は「用意すること。また、用意した物事」ですが、「もうけ」には多くの意味があります。

その中の1つとして、例えば「思いがけない利得を得ること。転じて、利得を得ること。利潤。収益。利益。比喩的にも用いる」がありますが、ここでピンときた方も多いはず!

そう、実は「もうけ」の漢字表記には、「設」以外に「儲」もあるんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「設」は「せつ」のほかに「もうけ」「まけ」と読みます。

読み方はもちろんのこと、意外な別表記も判明しましたね。今回のように、1つの言葉を複数の漢字で表記するケースもあります。今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館