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「魳」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.4.15
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ご飯、みそ汁、漬物、焼き魚…。日本の朝食の光景として、おなじみのメニューですよね。でも、これらを毎日準備するのはなかなか手間なものです。

さて今回は、上記の中から焼き魚に注目。魚に関する難読漢字「魳」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか?

「魳」の読み方!

「魳」の左側は「魚」、右側は「師」の一部と共通しています。

そのためか、この漢字の音読みは「師」と同じく「し」です。しかし、今回は別の読み方、とある魚の名称を当てていただきます!

読み仮名は3文字で、干物として食べることが多いかもしれません。

「まぐろ」「ひらめ」「かれい」「まだい」…3文字の魚はたくさんいますが、どれも違います。 

気になるその答えは…?

「かます」でした!

「魳」について

「鮪(まぐろ)」や「鮃(ひらめ)」ほど有名ではないものの、「魳(かます)」もとってもおいしいですよね!白身なのでクセがなく、万人に好まれる味わいかもしれません。

ただ、たとえ食べたことのある方でも、「魳」については詳しく知らないのではないでしょうか。この機会に、辞書で調べてみましょう!

〘名〙 カマス科カマス属の海魚の総称。体は細長く、口先がとがり、強い歯をもつ。うろこは小さくて丸い。ふつう、全長約五〇センチメートル。日本近海にはアカカマス、アオカマス、ヤマトカマスなどが知られ、いずれも美味で、塩焼きや干物にする。なお沖縄以南の熱帯および亜熱帯の海には、体長一五〇センチメートルを越えるオニカマス(ドクカマス)が生息しているが、これの大型個体には時にシガテラ毒をもつものがあり、食すると危険である。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「いずれも美味」とありますが、上記のうち特に「アカカマス」がおいしいそうですよ。どれほどの味なのか、想像しただけでもワクワクしてしまいますね…!

ちなみに「シガテラ」は「渦鞭毛藻(うずべんもうそう)」が生み出すもので、魚が食べると体内に毒素が蓄積。それを人が食べることで、食中毒を引き起こしてしまうそう。

熱にも寒さにも強いため、リスク回避のためには「シガテラ」を所有している魚を食べないことなんだとか。「魳」の中でも「オニカマス」は、永遠に食べる機会がなさそうですね…。

まとめ

いかがでしたか?

「魳」は「かます」と読みます。

今後も魚だけでなく、幅広いジャンルから難読漢字を出題していく予定です。ぜひお楽しみに!