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「喇叭」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.19
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「喇叭」です。

「刺」も「八」も、しばしば見かける漢字ですよね。でも、今回はどちらも「口偏(くちへん)」が付いています。そして、これが大きなヒントになっているんです…!

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「喇叭」の読み方!

「さすはち」と読みたくなりますが、残念ながら不正解。今回、正解の読み仮名は3文字です。

先述したように「口偏」が大きなヒントになっています。口を使う道具と言えば…そう! 実は「喇叭」は楽器の名前なんです。

3文字の口で吹く楽器の名前、さらに「八(はち)」が含まれているとなると、かなり候補は絞られてきますよね。

それでは、正解を発表します。

正解は「らっぱ」でした!

「喇叭」について

リコーダーやハーモニカ、フルートやトロンボーンなどなど…口で吹く楽器はたくさんありますが、ヒントに当てはまるのは「喇叭(らっぱ)」だけですよね。今回は、かなり正解された方も多かったと思います。

それでは、あらためて「喇叭」がどのような楽器なのか。辞書で調べてみましょう!

〘名〙
① 金管楽器の一つ。もと古代のエジプトやインド、ユダヤなどで発達したナチュラル‐トランペットのこと。さらにそれに由来する中国のチャルメラや、日本の旧軍隊用の信号らっぱのこと。また、金管楽器の日本における一般的な総称にも用いる。唐人笛。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「喇叭」と言っても、時と場合によって意味する楽器が変わるようです。

また、実はこの言葉にはほかにも面白い意味があります。

② 蓄音機やラジオなどの朝顔型の拡声器。
③ 「らっぱのみ(喇叭飲)」の略。
④ 大言壮語すること、ほらを吹くことをいう俗語。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「喇叭飲」とは「〘名〙 直接瓶(びん)に口をつけて、らっぱを吹くような格好で中の液体を飲むこと」です。「あれ、口をつけないで飲むことだと思っていた…」なんて方もいらっしゃると思います。この機会に、正しい意味をしっかり覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「喇叭」は「らっぱ」と読みます。

楽器以外の意味も、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館