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「艾」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.6
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一見簡単に読めそうなのに、考えても「あれ、全然読み方がわからない…」と困惑してしまう漢字ってありますよね。

今回ご紹介する「艾」も、その1つと言えるかもしれません。実は、とある植物を表しています。

さて、いったいなんと読むかわかりますか?

「艾」の読み方!

上は「草冠(くさかんむり)」ですが、下は…う〜ん、ちょっと見かけない形ですよね。近いもので言えば「父(ちち)」が挙げられるかもしれません。

しかし、もちろん「艾」は「ちち」とは読みません。先述したようにとある植物の名前で、実はおいしく食べることができます。

天ぷらにしたり、お餅に入れたり食べ方は様々です。1度は食べたことのある方も多いと思います!

はたして、気になる正解は…?

「よもぎ」でした!

「艾」について

「よもぎ」はひらがなやカタカナで書くことが多いですよね。そのため、漢字表記があることを知らなかった方もいらっしゃるかもしれません。なお、「蓬」と書くこともできます。

それでは「艾(よもぎ)について、詳しく調べてみましょう!

① キク科の多年草。本州、四国、九州の山野に普通に生える。高さ〇・五~一メートル。全体に芳香があり、よく分枝する。葉は羽状に裂け、裂片は披針形、裏面に白い綿毛を密生する。秋、黄褐色の小さな頭状花を円錐状に多数つける。新苗をつんで餠に入れ、また葉裏の綿毛で灸療治用の「もぐさ」を製する。よもぎの仲間は、カワラヨモギ、タカネヨモギ、クソニンジン、オトコヨモギ、イヌヨモギなど日本に三〇種ほどあり、海岸から高山にまで広く分布する。漢名、艾。もぐさ。もちぐさ。さしもぐさ。つくろいぐさ。《季・春》
② 襲(かさね)の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は濃い萌葱、あるいは表は白、裏は青。五月に用いる。
③ 香木の名。〔新札往来(1367)〕

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

実は「灸療治」で使う「もぐさ」の原料でもあるんだそう。ちなみに「艾」は「もぐさ」や「かい」とも読みますよ。

「艾」は緑色のイメージがありますが、引用にもある通り葉の裏面は白い綿毛に覆われています。そのことから「艾年(かいねん)」という言葉が作られたそう。こちらは50歳、もしくは70歳を表しています。

ほかにも「襲(かさね)の色目の名」や「香木の名」など、「艾」は想像以上にたくさんの意味を持っているみたい。この機会にしっかり覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「艾」は「よもぎ」や「もぐさ」「かい」と読みます。

今後も植物だけでなく、様々なジャンルの難読漢字をピックアップしてご紹介する予定です。ぜひお楽しみに!