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「薄甘い」は「うすあまい」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.16
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コンビニや外食が続くと、たまに「薄味(うすあじ)」のものが恋しくなったりしませんか。お出汁のお出汁のきいたお味噌汁とほかほかの白米の組み合わせ…考えるだけでよだれが出てしまいますよね…!

さて今回は、そんな「薄」が含まれた難読漢字「薄甘い」をご紹介します。ポイントは「薄」をどう読むかですよ!

「薄甘い」の読み方!

タイトルからもわかるように、もちろん「薄甘い」は「うすあまい」と読んでも正解です。しかし、実はもう1つ読み方があります!

「うすあまい」によく似ていますが、1文字だけ異なっているんです。いったいどこが違うのか、ぜひお考えください…!

「うせあまい」「うしあまい」「うさあまい」…。

「うすあめい」「うすあみい」「うすあもい」…。

残念ながら、上記の中に正解はありません。あともう少しですよ…!

それでは、正解を発表します。

正解は「うそあまい」でした!

「薄甘い」について

1文字だけ違うと聞くと、なんだか簡単に正解にたどり着ける気がしますよね。

しかし、案外「うそあまい」という読み方に気づけた方は少ないのではないでしょうか。

さて「うそ」と聞くと連想されるのはやはり「嘘」、ですよね。では、「薄甘い」の意味は「嘘の甘い」、つまり「甘くない」ということに…?

…いえ、もちろん違います。「薄甘い」の正しい意味はこちらです!

〘形口〙(「うそ」は接頭語) 少し甘い。うす甘い。こあまい。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

接頭語「うそ」は「うす」が変化したものになります。

たとえば「薄汚い(うそぎたない・うすぎたない)」なら「なんとなく汚い」、「薄寂しい(うそさびしい・うすさびしい)」なら「どことなくさびしい」という意味です。併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「薄甘い」は「うそあまい」「うすあまい」と読みます。

定番の読み方から1文字変わっただけ、なのに読めない…。実は、そんな言葉って意外にあるんですよ。今後もご紹介させていただきます!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館