「横断歩道を渡るときは、右を見て左を見て…」なんて言いますよね。信号が青になっていたとしても、絶対に車が止まってくれるという保証はないもの。自分の身を守るためにも、安全確認はしっかり行いたいところです。
さて、 ここで問題です。実は上記のフレーズをそのまま縮めたような言葉「左見右見」があるってご存知ですか? 実はこちら、かなり読むことが難しいんですよ。
いったいなんと読むか、ぜひ当ててみてください!
「左見右見」の読み方!
「ひだりみみぎみ…?」と、素直にそのまま繋げて読んでしまった方はいませんか?
実はなんと…!いえ、もちろん不正解。さすがにそこまで簡単ではありませんよ。
読み仮名は5文字で「〇み〇〇み」になります。しかし「さみみぎみ」とも読みません。ふだん「左」は「ひだり」か「さ」、「右」は「みぎ」か「う」と読んでいると思いますが、今回は全て当てはまりません!
はたして、気になるその読み方は…?
「とみこうみ」でした!
「左見右見」について
「左見右見」と書いて「とみこうみ」と読む…正解を知らなければ、ほとんど読むことはできなかったと思います。
しかし、意味はいたって簡単です。「左見右見」から簡単に想像できるはずですよ。
…はい!それでは、辞書で意味を確認してみましょう。
〘名〙あちらを見たり、こちらを見たりするさま。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
まさに字面通りの意味といった感じですよね!
ちなみに「左」には、ほかにも変わった読み方として「ひだん」があります。また「右」には「みぎり」という読み方があるんだそう。これは「左(ひだり)」の語形に合わせたもの、または「にぎり」が変化した「みぎ」の古い語形という説があるそうです。
横断歩道を渡る際は「右を見て左を見る」ことはとっても大切ですが、授業中に「左見右見」することはもちろんNG。時と場合をしっかりわきまえましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「左見右見」は「とみこうみ」と読みます。
ちょっと変わった言葉ですが、この機会にぜひ覚えていってくださいね!
※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館