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「陸」は「りく」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.13
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「陸上(りくじょう)」や「陸地(りくち)」など、目にする機会も多い漢字「陸」。しかし、実はちょっと変わった読み方もあることはご存知でしょうか。今回は、こちらを当てていただきます!

読み仮名は「りく」と同じく2文字です。さて、なんと読むでしょうか?

「陸」の「りく」以外の読み方!

「陸」に「りく」以外の読み方があるなんて、考えたこともない方がほとんどだと思います。

「いったいなんて読むんだろう…」と困惑されているかもしれません。でも、実は私たちにとって意外にも身近なものを表す言葉なんですよ。ただ、基本的に現代では、あまり使われることはありません。

それでは、正解を発表する前にヒントをお伝えします。

「陸」の別表記は「六」です。これでもうわかりましたよね?

そう、正解は「ろく」でした!

「ろく」以外にも、「くぬが」「くが」「おか」などと読むこともあります。

「陸」について

「陸(ろく)」は「六」の「大字(だいじ)」です。たとえば「一」なら「壱」、「二」なら「弐」、「三」なら「参」がそれに相当します。現代では弐千円札や壱万円札に使われていますよね。

さて、実は「陸」には「数字の6」以外の意味もあります。この機会に、併せてチェックしておきましょう!

[1]〘名〙
① 数の名。む。むつ。むっつ。また、六番目。
※万葉(8C後)一六・三八二七「一二の目のみにはあらず五六(ろく)三四さへありけり双六(すごろく)のさえ」
② 神楽笛・龍笛・高麗笛(こまぶえ)・篳篥(ひちりき)などの孔(あな)の名。吹口(ふきぐち)の反対側からかぞえて、指孔が六孔の神楽笛・高麗笛は第六番目、七孔の龍笛は第七番目、九孔の篳篥は第五番目の孔をいう。また、その孔を用いる音の名。〔簾中抄(1169‐71頃)〕
③ 和琴箏の絃名。十三絃の箏では低い音から六番目、和琴では奏者に近い手前から数えて六番目。
④ =むさし(六指)③〔物類称呼(1775)〕
[2] 〘接尾〙 (「贅六(ぜえろく)」「宿六(やどろく)」などの「ろく」からいったものか) 人を表わす語に付けて、その人をいやしめののしっていう場合に用いる。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

[1]と全く異なり、[2]は人に関する意味となっています。ただし、あまりポジティブな意味ではないみたいです。

ちなみに、「六指」は「遊戯の一種。盤上に数本の線を引き、六個の石をこれに沿って進めたりもどしたりして、勝負を争うもの」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)になります。気になる方は、ぜひ遊んでみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「陸」は「りく」以外に「ろく」または「くぬが」「くが」「おか」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!