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「山漆草」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.7
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「菠薐草(ほうれんそう)」や「刺草(いらくさ)」など、「草」に関する難読漢字はたくさんありますよね。今回ご紹介するのもその1つ! 「山漆草」です。

読み仮名は6文字と、少々長めになっています。さて、みなさんは正しく読むことができますか…?

「山漆草」の読み方!

今回の「山漆草」を読む鍵は、ズバリ「漆」にあります。「山」も「草」も、それぞれの漢字が持つ、一般的な読み方をしますよ。

先述した通り、「山漆草」の読み仮名は6文字です。そのため「さんうるしくさ」「やまうるしそう」と読んでも文字数オーバー…。

そう! 「漆」は「うるし」と読みません。ヒントは漢数字の「大字」。こちらを手がかりに、正しい読み方を当ててみてくださいね。

「一」なら「壱」、「三」なら「参」…そして「七」なら?

気になるその読み方は…。

「さんしちそう」でした!

「山漆草」について

そう! 実は「七」の「大字」は「漆」なんです。ちなみに「なな」ではなく「しち」と読むのでご注意を。

ちなみに「大字」とは漢数字の「一」や「二」の代わりに使う「弐」や「参」のことです。

例えば、「九」なら「玖」、「十」なら「拾」になります。

さて、読み方がわかったところで、最後に「山漆草(さんしちそう)」がどのような「草」なのか確認しておきましょう!

〘名〙 キク科の多年草。中国南部の原産で、慶長年間(一五九六‐一六一五)に渡来し、暖地の庭園などに栽培される。(中略)漢方では葉を三七といい、煎(せん)じて止血・強壮薬に用いる。民間では葉のしぼり汁を虫にさされた場合の塗布薬にする。漢名、三七、土三七。さんしちぐさ。ちどめ。ふさなりさんしち。オランダぐさ。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「菠薐草(ほうれんそう)」のように、炒め物にしたり汁物に入れて食べるのではなく、薬用に用いられていたようです。「止血・強壮薬」として、または「湿布薬」の材料として、古くから私たちを助けてくれていたのだそう。ぜひこの機会に覚えてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「山漆草」は「さんしちそう」と読みます。

こちらのほかにも、「草」に関する難読漢字はたくさんありますよ。今後もどしどし出題していきますので、ぜひお楽しみに!