新型コロナウイルスの流行で、すっかり家庭に根付いた「抗原検査キット」。常備されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
さて今回は、「抗原検査キット」の頭文字にちなんだ難読漢字「抗う」をご紹介。「あらがう」とも読みますが、今回は別の読み方を当ててみてください!
「抗う」の読み方!
「え、あらがう以外の読み方なんて知らない…」
上記のように、困惑された方がほとんどだと思います。ちなみに、読み仮名は送り仮名を含めて3文字です。
「抗原検査キット」から「こうう」と読んだ方も多そう…しかし、もちろん不正解。おそらく、ノーヒントで答えられる方は少ないと思います。
そこで!正解にたどり着くための大ヒントを発表します。
「抗う」は「拒う」、もしくは「争う」とも書けますよ。これでもうわかりましたよね!
それでは、正解を発表します。
正解は「すまう」でした!
「抗う」について
「抗う」だけではわからなくても、ヒントで「あっ!」と思いついた方も多いと思います。
ただ、読み方がわかっても、いまだに「どういう意味?」と疑問に思っていませんか?「抗」「拒」「争」…3つの漢字から、ぼんやりとその意味も見えてくるかもしれません。
では、みなさんが思い抱いている意味は正しいか、辞書で確認してみましょう!
① 争い抵抗する。負けまいとして相手と張合う。
② 相手の要求や命令などをことわる。辞退する。こばむ。
③ つかみあって争う。また、相撲をとる。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
①②はまさに字面通りの意味といった感じですね!
しかし、③はちょっと変わり種。「抗う」で「相撲をとる」ことを意味するなんて、ちょっと意外ですよね。
読み方も、意味も変わっていた「抗う」。この機会にぜひ覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「抗う」は「すまう」と読みます。
今後も見慣れた漢字の意外な読み方を多数出題していく予定です。ぜひお楽しみに!