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「可して」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.4.23
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「可して」です。

「可能性(かのうせい)」や「不可解(ふかかい)」、「認可(にんか)」などに含まれている「可」。多くの場合「か」と読みますが、今回はまるで違う読み方をします。

いったいなんと読むか、正しく答えられますか?

「可して」の読み方!

先述した通り「可して」は「かして」とは読みません。読み仮名は、送り仮名を含めて4文字になります。

高校時代、漢文を勉強していた方ならば、「可し」と書いて「べし」と読むことを覚えていたかもしれません。しかし、「べして」とは読みませんよ! ただ、だいぶ正解に近づいてきました。

2つのヒントから、正しい読み方を考えてみましょう。4文字で、「べして」に似ている言葉と言えば…?

もうそろそろ、答えが分かったのではないでしょうか?

そう、正解は「べくして」でした!

「可して」について

「べして」ではなく正解は「可して(べくして)」でした。

たとえば「〜する可して〜した」というように使います。この表現を、耳にしたことのある方も多いはず。でも、肝心のその意味は…?

正確に理解するために、辞書で調べてみましょう!

(接続助詞的用法の「して」を伴った中止法)
① …のは当然という状況で。「勝つべくして勝った」
② …のは可能としても。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

①、②では大きく意味が異なります。相手がどちらの意味で使ったか、間違えてしまわないよう話の流れをくんでしっかり理解しましょう!

なお、「可し(べし)」は「可して」以上に多くの意味を持っています。たとえば推量・可能・当然など…。高校時代、暗記に苦戦したなんて方も多いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

「可して」は「べくして」と読みます。

今後も読めそうで読めない難読漢字をたくさん出題していく予定です。ぜひお楽しみに!