急に予定をキャンセルされるととても「困」ってしまいますよね。もちろん、自分が相手にそれをしてしまうのもNG。スケジュール管理は社会人にとって必要不可欠なスキルです。
さて今回は、そんな「困」に送り仮名がついた「困む」の読み方を当てていただきます。さぁ、正しく読むことはできますか?
「困む」の読み方!
「困」は基本的に、送り仮名「る」をつけて「困る(こまる)」と読むことが多いですよね。もしくは「困難(こんなん)」や「貧困(ひんこん)」などのように「困(こん)」でしょうか。
しかし、もちろん「こまむ」や「こんむ」とは読みません。読み仮名は、送り仮名を含めて4文字です。
このままではわからないと思うので、正解にたどり着くためのヒントを差し上げます。「困む」には別表記「窘む」があるんです。いかがでしょう、これならわかる方も多いはず!
それでは、正解を発表します。
正解は「たしなむ」でした!
「困む」について
「困(たしなむ)」と聞いてもあまりピンとこない方も多いかもしれません。
では「たしなめる」はいかがでしょう?昔いたずらなどをした際に、大人の人から行動をたしなめられたご経験のある方は少なくないと思います。そう!「たしなめる」は「困む」の活用形で、「困める」と書くことができるんです。
それでは、「困む」と「困める」、2つの言葉の意味を確認しましょう!まずは「困む」です。
[1] 〘自マ四〙 苦しむ。苦しい目にあう。困窮する。苦労する。たしなぶ。
[2] 〘他マ下二〙 ⇒たしなめる(窘)
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
続いて「困める」です!
① 苦しめる。いじめなやませる。
② (主に、目上の人が目下の人に対して) それはいけないことだと穏やかに注意を与える。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
多くの方は②の意味で覚えていたと思います。[1]と①の意味も、この機会にぜひ覚えていってくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
「困む」は「たしなむ」と読みます。
今回もかなりの難問でした。惜しくも間違えてしまった方は、次回は正解することができるよう頑張ってくださいね!