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映画でシティを巡る旅。第二弾は活気あふれる街、NYヘ!(Airi Nakano)

  • 2015.9.11
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現在発売中のVOGUE JAPAN10月号のテーマ、シティガールにちなんで始めた映画でシティを巡る旅。前回のパリ編に引き続き、今回はNYへ!今回も邦題に”ニューヨーク”が含まれているものにしぼってピックアップしてみました。

『ニューヨーク・ストーリー』(1989) NYの巨匠監督3人が思い思いに綴る、ニューヨークの物語。

マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレン。言わずと知れたNY出身の名映画監督3人が、思い思いにニューヨークの物語を綴ったオムニバス映画『ニューヨーク・ストーリー』。と聞くと、いったいどんな意匠を凝らした力作が出てくるのやら!と構えてしまいそうですが、実際は3者3様の”ゆる〜い”ムードのお話。世間に認められる実力の持ち主なのに、20も歳の離れたアシスタントに翻弄される画家のお話『ライフ・レッスン』(by スコセッシ)や、娘のソフィア・コッポラが脚本を担当し、ホテル住まいのおませでお洒落でキュートな女の子たちの世界を描いた『ゾイのいない人生』(by フランシス・コッポラ)、そして自身のマザー・コンプレックスをベースに、鬱々としたユーモアをふんだんに散りばめた『エディプス・コンプレックス』(by ウディ・アレン)。ふっと時間が空いたとき、何となく映画が観たい気分のとき。そんな何気ないひと時におすすめの、気軽に楽しめて後味の良い映画です。

『ビル・カニンガム&ニューヨーク』(2013) 観たらもっと、ファッションが好きになる映画。

「最高のファッション・ショーは常にストリートにある。」を信念に、50年近くに渡りストリートでスナップを撮り続けているフォトグラファー、ビル・カニンガム。セレブや女優たちには興味を示さず、それがたとえランウェイであったとしても、純粋に“良い!”と思うファッション以外にはシャッターを切らない彼。アナ・ウィンターをして、「皆、彼のために服を着てる」と言わしめ、そしてそんなアナでさえ、時には容赦なくビルに“黙殺”されてしまうともあるのだとか。ファッション以外のことに関しては、住むところにも食べ物にも無頓着。でも自分の仕事に関しては徹底してストイックに向き合い、すべてを自分でコントロールする。出演交渉までに8年、さらに撮影・編集に2年、計10年がかりで出来上がったというこのドキュメンタリー映画には、ビルのあまりにも純粋なファッションへの愛が詰まっています。これを観たら、きっとファッションがもっと好きになるはず。私はそう思います。

『ニューヨーク・ニューヨーク』(1977) NYといえば、ジャズ。音楽好きにはたまらない一本。

ニューヨークといえば?やはり欠かせないのがそう、”ジャズ”。第二次世界大戦直後にビッグバンド全盛期のニューヨークで出会った、我が道を行くサックス奏者、ジミー(ロバート・デニーロ)と、美しい歌声で一瞬にして人を引きつける歌手フランシーヌ(ライザ・ミネリ)。恋に落ちた二人ですが、やがて妊娠や出産、そして音楽観の違いからすれ違いが生まれ...。マーティン・スコセッシ監督にしては珍しいラブ・ストーリーでもある本作。芸術家同士の恋を描きたかったという監督は、そこに古き良きハリウッド映画全盛期のムードをエッセンスとして加えながら、エンターテイメント性と情感に富んだ雰囲気に仕上げています。やや冗長にも思える前半部分を抜けたら、そこにはライザ・ミネリの実力が遺憾なく発揮されたミュージカル&この映画のタイトルでもあり、公開後にフランク・シナトラもカバーした名曲「ニューヨーク・ニューヨーク」が待っています。是非最後までじっくりお楽しみください。

『ニューヨークの恋人』(2001) 王道だけどやっぱり好き!ロマンティックラブストーリー。

難しいことはいっさい考えず、ただぼんやりとロマンチックな世界に浸りたいときはありませんか?私は現実からちょっと離れられるそういう時間が好きなのですが、そんなときにおすすめの映画のひとつがこちら、『ニューヨークの恋人』。1876年のNYに生きるレオポルド公爵(ヒュー・ジャックマン)は、ふとしたことから現代のNYへとタイムスリップをしてしまい、そこで出会ったケイト(メグ・ライアン)と恋に落ちる。本来なら違う時空に生きていて出会うはずのない2人の恋の行方は…。恋に臆病になってしまった女性が運命の男性に出会い、再び恋の喜びに目覚めるという王道なラブストーリーなのですが、やはり時にはこういったときめきも必要。かっこ良くて、誠実で、勇敢で...なんて映画でしかなかなかお目にかかれない理想の男性像を見事に体現しているヒュー・ジャックマンに胸キュン必須です。

(もっと”ときめき”が欲しい!という方は、こちらもチェック!)

参照元:VOGUE JAPAN

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