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佐竹桃華「この声で生まれてよかった」コンプレックスを受け入れて挑んだ声優業

  • 2022.3.16
佐竹桃華さん
佐竹桃華さん

映画「私ときどきレッサーパンダ」で主人公の声を務める女優の佐竹桃華さん。

同作は、ティーンエージャーの少女・メイ(佐竹さん)は、母親の前ではいつも真面目で頑張り屋ですが、本当は、はやりの音楽やアイドルも大好きで、恋をしたり、友達と羽目を外して遊んだり、やりたいこともたくさんあります。母親の前で本当の自分を隠す日々を送るメイは、本当の自分が分からなくなり、感情をコントロールすることができなくなってしまって、翌朝目を覚ますと、レッサーパンダになっていた…ある日突然、レッサーパンダに変身してしまったことから起こる物語を描いた、ディズニー&ピクサー最新作です。

オトナンサー編集部では、佐竹さんに単独インタビューを実施。映画の感想やメイと似ているところなどを聞きました。

家族が原動力に

Q.本編をご覧になっていかがでしたか。

佐竹さん(以下敬称略)「自分の声が流れることに緊張して、普通の気持ちで見られなかったです。物語が進むにつれ、メイちゃんのコロコロ変わる表情がかわいくて、映像がきれいでした。自分が関わっている作品ですが、感動して涙が出ました」

Q.台本の第一印象を教えてください。

佐竹「台本に秒数が書いてあるのですが、この間隔でこのセリフ量を言うのかとびっくりしました。不安はありましたが、メイちゃんは感情の振り幅が広いので、演じることが楽しみでした」

Q.メイと似ているところはありましたか。

佐竹「私がテレビなどに出演したときに家族が喜んでくれるので、それで“頑張ろう”と思えるところは似ています。私も、家族がいなかったらここまで頑張れなかったと思います。家族が原動力になっているところは同じです」

Q.動物になれるとしたら、どんな動物がいいですか。

佐竹「レッサーパンダもいいんですが、空を飛んでみたいので、鳥になってヨーロッパのきれいな街並みを観光したいです」

Q.好きな動物を教えてください。

佐竹「今までは犬って答えていたんですが、この映画に関わってからレッサーパンダが好きになりました。かわいいし、ふわふわしていて大好きです」

Q.吹き替えの演出の方から要望はありましたか。

佐竹「まずは、自分なりに自由に声を吹き込ませていただきました。そこに『もう少しダサく見えるように演じてみようか』などアドバイスをいただいたり、演出の方と相談をしながらアフレコをしました。声自体も少しトーンを下げて演じていましたが、疲れてくると声が高くなってしまうので、その辺りは注意しました」

Q.好きなシーンを教えてください。

佐竹「メイちゃんが自分のノートに妄想を描いて、それをお母さんが見つけてしまうシーンです。その後、恥ずかしさのあまり叫んだり、メイちゃんの感情の振り幅が広く、演じるのが楽しかったですし、一番やりがいのあるシーンでした」

Q.「ありのままの自分を受け入れる」というテーマが入っていると思いますが、コンプレックスなどを受け入れたことはありますか。

佐竹「声の仕事を今回しましたが、本当は声がコンプレックスです。学校でも、声を作っているのではと言われることが多く、授業中も手を挙げて発言することを避けていました。でも、メイちゃんの声を務めたことで、この声で生まれてよかったと、好きになれました」

映画「私ときどきレッサーパンダ」は3月11日からディズニープラスにて見放題で独占配信開始。

オトナンサー編集部

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