年間数百人も死亡!? 幼い子どもの「自宅事故」を防ぐポイント13項目

【パパからのご相談】

2歳になったばかりの子どもがいます。先日、気分転換に妻を外出させ、自分は自宅で子どもの面倒をみました。たった3時間のことなのですが、「段差で転ばないか」「物を口に入れて大丈夫か」など、ずっとヒヤヒヤしていました。 あらかじめ子どもの安全について知識があれば、もっと穏やかに子どもの面倒をみれたかなと思っています。自宅での事故を防ぐためのポイントがあれば教えてください。

●A. 自宅で子どもの事故を防ぐためのポイントをお伝えします!

ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐藤理香です。

厚生労働省の調べでは、乳幼児の不慮の事故は後を絶たず、年間数百人の子どもが亡くなっているのが現状です。死亡のような重大な事故に至らないケースはそれ以上にあり、かなりの件数があると想定されています。

乳幼児期の大切な子どもを守るために、自宅で事故を防ぐポイントを13点お伝えします。参考になさってくださいね!

●子どもの“自宅での事故”を防ぐチェックポイント13項目

●(1)子どもがつまずきやすい物や段差を確認

床に出しっぱなしの

・おもちゃ

・電気機器のコード

・めくれたカーペット

・子ども用に敷いたスポンジマット

など、子どもはちょっとした段差にもつまずき、転倒します。興味があるものを見つけると、足元はお構いなしに突進してしまうのです。

そのため、つまずきやすい物や段差がないか確認し、部屋は整理整頓しておくことが大切です。撤去したり、整理することが難しいものは、「ここに段差があるよ」と繰り返し教え、認識させることが大事です。

●(2)階段の上り下りはサポートを

乳幼児が階段を上り下りする場合は、最初は後向きにハイハイして下りるようにし、歩いて下りられるようになったら手をつなぐか、子どもの横や下側を歩きましょう。万一、階段で転んでも支えられるようにすることがポイントです。

階段からの転倒は重大事故につながりやすいので、安全のためにも階段の上下に柵を取り付けることをおすすめします。

●(3)大人のドアの開け閉めに注意

勢いよくドアを開けたら反対側にいる子どもにぶつかった、ドアと壁の隙間に子どもが手を入れているのを知らずにドアを開けたら子どもの手が挟まれたなど、ドアにまつわる事故にも注意です。日常的に開け閉めするものなので、つい油断してしまいがちですが、子どもの位置を確認するように心がけましょう。

●(4)物をくわえたまま歩かせない

ペンやフォーク、歯ブラシなど、口に物を入れたまま歩いたり、走ったりすると、不意に転んだ際に口の中を切ってしまったり、のどをついたりする危険があります。物をくわえたまま歩かせたり、走らせたりしないように日頃から言い聞かせましょう。

●(5)子どもの腕を強く引っ張らない

乳幼児は脱臼しやすく、一度脱臼するとクセになりやすいので注意します。オムツを交換して子どもを起こすとき、手をつないでいる最中に転びそうになったので片腕をぎゅっと引っ張るときなど、強く引きすぎないことを意識してください。

●(6)やけどに注意

食事の準備をする台所、アイロン、ストーブやヒーターなど、子どものやけどにも警戒しましょう。台所には入れないようにする、ストーブには囲いをする、アイロンは子どもの手の届かないところに置くなど、子どもが熱い物に触れないように安全対策をとりましょう。

●(7)化粧品、医薬品、洗剤の置場を見直す

子どもは大人のマネが好きです。ママの化粧品をはじめ、薬や洗剤も興味津々です。これらは子どもの手の届かないところに置き、不要なものは処分しましょう。できれば棚の中に保存し、扉は開けられないようにしておくとよいです。

●(8)鼻や耳に物を入れさせない

ビーズや小さい玉などの小物をつまめるようになると、乳幼児は面白がって鼻や耳の穴に詰めようとします。体内に異物が詰まってしまうと、取れなくなり炎症を起こして思わぬ事故に至ることもあります。鼻や耳に物を入れないように注意しましょう。

●(9)引き出しやドアでは遊ばせない

家具の引き出しやドアを開け閉めして指を挟んだり、引き出しを出してよじ登り、高いところから転倒したりと、子どもにとっては周りにあるものすべてが興味をそそるものです。特にサッシの鍵はいたずらしたくなる部分なので、簡単に開けられないようにしておきましょう。念のために、サッシの溝に消しゴムやラップの芯を挟んでおくと事故防止になります。

●(10)食べ物は大きさに注意して与えましょう

子どもの口の大きさは最大直径32mmなので、小さな物は口の中に入ります。さらに、子どもののどは未発達なので、気管に物が入りやすくなっています。おもちゃだけでなく、食べ物にも注意する必要があります。特に、ピーナッツや枝豆などの豆類、あめ玉などは、硬さや大きさを考慮し、口の中に入れる量を少なくしてゆっくり食べさせるようにしましょう。ピーナッツは3歳すぎまで与えない方がよいという見解があります。

●(11)浴室、浴槽で遊ばせない、水を抜く

知らないうちに浴室に入り、浴槽で溺死するという事故が起きています。浴室のドアを閉め、自由に入れないようにしておきましょう。入浴後は、浴槽のお湯を抜き、フタがある場合は閉めておきます。入浴中も油断できません。ママがシャンプーしている間に浴槽で溺れるということがないように、常に子どもの様子を見るように心がけましょう。

●(12)ベランダで遊ばせない、登れるような物を置かない

ベランダからの転落事故が起きています。ベランダの手すり付近には、子どもが登れるようなものは絶対に置かないようにしましょう。日常的に、ベランダでは遊ばないという習慣をつけておくことが大切です。

●(13)チャイルドシートを使用する

「チャイルドシートを嫌がって座らない」という話を聞きます。こうなると抱きかかえて乗せてしまいがちですが、万一衝突した場合は致命傷を負う可能性があります。自動車に乗せるときは、チャイルドシートに座らせ、シートベルトをしっかり締めるクセをつけましょう。

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いかがでしたか?

子どもの健康、子どもの安心は何よりも大事と思う親は多いと思います。はじめは面倒だなと思うかもしれませんが、日常的に安全を意識した目配り気配りができるようになると、子どもにより高い安全をプレゼントできますよ。

【参考リンク】

・平成25年人口動態統計月報年計(概数)の概況 | 厚生労働省(PDF)

●ライター/佐藤理香(教育コンサルタント)

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