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秋葉原にポツンと「田中無線電機ビル」再開発で解体へ、現場を見ると

  • 2022.3.16
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ポツンとたつビルもついに解体に

東京・JR秋葉原駅から歩いて5分ほど、大通りに面する「田中無線電機ビル」が解体される。築50年近い建物だ。

それに伴い、同ビルに入居していた「G-Tune:Garage秋葉原店」が2022年2月20日に閉店。地下一階で営業する「麺屋はるか秋葉原本店」も、3月17日で営業を終了する。

建物内のテナントは閉店に

「田中無線電機ビル」は、田中無線電機(東京都千代田区)の本社ビルだ。同社公式サイトによると、1956(昭和31)年に秋葉原駅高架下で創業。65(昭和40)年に、現在の本社ビルがある場所に本店を開いた。ビルを新築し、本店から本社になったのは75(昭和50)年のこと。ビルが建ってから、今年で47年となる。

ゲーミングPCブランド「G-Tune」専門店の「G-Tune:Garage秋葉原店」は、パソコンの直販メーカー・マウスコンピューター(東京都中央区)の直営店だ。同社は、閉店理由を「再開発に伴うビルの建て替え」と秋葉原店の公式ツイッターで発表している。

秋葉原駅周辺はかつて、無線やラジオ部品を取り扱う店が多く、「電気街」として知られた。現在では大型家電量販店やPCパーツ専門店などが立ち並ぶだけでなく、メイド喫茶店やアニメ・漫画の商品を扱う小売店も増え、「サブカルチャー」の街として定着。近年では、ラーメン激戦区としても知られている。

田中無線電機ビルは、建物名も含めて秋葉原の歴史を映したビルとも言えるだろう。

工事現場を撮る通行人

J-CASTトレンドは、現地を取材した。JR秋葉原駅を出て信号を渡り、大通り沿いをまっすぐ歩いていると、程なくして現場に到着だ。

田中無線電機ビルの両隣にある2棟の建物は、解体工事中のよう。白い板でぐるっと囲まれ、そこだけが開発の進んでいる秋葉原駅前の地区から浮いているように思える。不思議に思う人もいるようで、向かいの道路からスマートフォンを向ける通行人をちらほらと見かけた。

ビル1階のシャッターは下がっており、そこには「G-Tune:Garage」の閉店告知の隣に、解体工事のお知らせの紙が貼られていた。それによると、工期は2022年4月1日から6月30日までだ。

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