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寝過ぎがストレスに!? 加齢によって短くなる“睡眠時間”の目安

  • 2015.9.10
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【女性からのご相談】

30代後半です。学生のころから、1日8~9時間しっかり寝ていて、いびきをかかないので、睡眠時無呼吸症候群でもありません。朝もサッと起きれて自分でも朝は得意な方だと思っていたのに、半年くらい前から朝がツラくて、 お昼も急に眠くなったりします。特に悩みや大きなストレスもないと思うのですが何故でしょうか?

●A. 寝過ぎも睡眠の質を下げてしまいます。

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

十分な睡眠時間を取っているにも関わらず日中眠くなるのは少し不安になってしまいますよね。今回は30代後半と言う年齢を考えて、その原因を探ってみたいと思います。

●加齢とともに必要な睡眠時間は減る!?

10代や20代のときは長時間寝ても深い睡眠を得られますが、実は必要な睡眠時間が短くなり、若いころと同じ時間寝るとかえって睡眠が浅くなってしまうことが多いのです。

大人がしっかり寝ても朝起きたときに体がダルかったり、寝起きに頭痛や肩こりを感じるという場合、寝過ぎが原因であることが多いといわれています。多少の個人差はあるものの、心身ともに健康な人の平均睡眠時間は10代までが約8時間、20代から50代は7時間、60代になると6時間と加齢とともに短くなっていくのが健康的だといわれています。

●月経周期で睡眠も変わります

睡眠と体温には密接な関係があって、交感神経が優位な日中から夕方にかけて体温が上昇し、夜になると体温が下がり眠りに誘導されます。しかし、生理前に黄体ホルモンの分泌が増えてくると、いわゆる“高温期”の状態になるため、夜になっても体温が低下しづらく、ぐっすり眠れないことが朝起きたときの疲労感や日中の眠気の原因となっていることも考えられます。

●無理に眠ろうとしなくても大丈夫

眠れないのに、「時間だから」と無理にベッドに入って、翌朝に疲労感を感じるよりも、テレビを消して静かに読書をするなど秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか?

また、月経前の睡眠についてはビタミンB群を多く含む、豚もも肉やレバー、納豆などの大豆製品やセロトニンのもととなるトリプトファンを多く含むまぐろの赤身やかつおなどをしっかり取って、高温期をうまく乗り切ってみてくださいね。

【参考リンク】

・睡眠障害 | 湘南吉田クリニック

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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