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リセットし節目となる3月、新しい目標を定めて「書くこと」から始めてみて

  • 2022.3.15
出典:シティリビングWeb

時は流れ、人は年齢を積み重ねていきます。一年前、「自己決定」の大切さについて書きましたが、悩みぬいて決めた「決断」も、忘れてしまうか、記憶の彼方に消え去っていきます。今年度の終わりの時期、皆さんは新しい「何か」目標を定めていますか?

楽しいこと、嬉しいこと、辛いこと、死にたいくらいに悲しいこと、職業人生を歩む中においても、ドラマよりも複雑な出来事に押しつぶされることもあるでしょう。順風満帆でいつも良いことばかりの人生はあり得ませんし、人の悩みは人間関係の悩みが8割と言われるように、悩みは尽きることがありません。高度に分業化された経済社会システムの中においては、老若男女は実はそれほど関係が無く、適材適所に必要なところで必要な働きをすれば、社会全体は豊かになると、経済学の父アダムスミスは予見していました。しかし、現実には、分業社会の弊害のためか、不幸せな人が溢れているように感じられます。

「今よりももっと良くなること」を追い求めすぎていませんか?

「もう、満ち足りています。充分です。これ以上何も望みません。」心の底からそう思っている方は、カウンセリングに来られることは無いのですよ。

ノーベル経済学賞も受賞したダニエル・カーネマンが提唱した「プライミング効果」によれば、潜在意識によって人の行動を変えることが出来ます。悩みという「脳の考え」を無くせばいいのです。メディアやニュースは、その性質的にネガティブなニュースの配信に多く時間を割くため、日々メディアに多く触れていることで気分がおちこみやすくなるという傾向も明らかになっています。ネガティブな人間関係も同様です。心配が心配を生み、不安が不安を増大させ、嫌だと思えば思うほど嫌な気持ちが高まります。本来、必要のない考えです。

人生の重大な職業選択の意思決定を左右するキャリア支援の現場においても、様々に悩みや迷い、不安を抱えている方がいらっしゃいますが、最終的に答えは「あなたの中にある」のです。

働く場所が無くて困っている方、今の働き方や職場に限界を感じている方、家庭やその他の何らかの課題にぶつかり苦しくなっている方、多くの方に共通しているのは、「今よりももっと良くなること」を追い求めすぎている場合と、「今の良いことを失いたくない」というどちらかに分けられるのかなあと感じてきました。

新しい「何か」を目標に定めて「書くこと」から始めてみて

3月は、これまでの何かをリセットし、新しい何かを始めるのに節目となる季節です。終わりは、始まりです。行くも戻るも留まるも、決めるのは「あなた」です。大丈夫。必ず良くなるので。毎月この連載記事を読んでくださっていることが、既に成功に繋がっています。暗示が脳に与える力は無意識だからこそ強いです。

プライミング効果において、「書く」ことで潜在意識が顕在化されます。良くなるための目標を持ち、それを紙に書くだけで、人間の本能が働き目標が現実になる確率が上がるのです。

新しく生まれた気持ちで、どんな小さなことからでもいいので、これまでの自分には想像もできなかった新しい「何か」を目標に定めて「書くこと」から実際に始めてみて欲しいです。既に2冊の自著を上梓した筆者も、書くことによって全ての夢が叶いました。

「目標を書く」という小さな一歩が、偉大な夢を叶える最高の一歩となるかどうかは、あなたの「自己決定」次第なのです。誰かのせいにしないでください。社会のせいにしないでください。結局はあなたが踏み出した一歩によって「何か」が変わります。人間は生涯成長し続けることが出来る、最高の「脳」を持つ生命体です。笑顔でハッピーな目標を「書いて」新年度を力強く踏み出しましょう!!

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