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苺バター牛乳 西村隆ノ介/くらちなつき「22時の冷蔵庫」vol.38

  • 2022.3.15
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22時に開ける冷蔵庫は明日からの元気をくれる宝箱だ。ほんのちょっとしたご褒美が入っている。自分を励ますために、今日もまた扉を開ける。

その言葉を聞くだけでなんとも言えない幸福感で満たされるものがある。
食べ物だったり、動物や花の名前、みんなそれぞれにひとつくらいはあるだろう。

はっきりとした理由があるわけでもないし、一番好きなものかと言われるとそうでもない。
ほくほくのふかし芋、赤ちゃんアザラシ、並んだチューリップ。
それらがある風景も一緒に浮かんで、思わずふふっとにやけてしまう。

その中で共感してくれる人が多いであろう特別な飲み物がある。

・苺…大きさにより2〜3個程度(苺をしっかり感じたい場合は多めに)
・砂糖…大さじ2/3程度
・バター(有塩・無塩どちらでも)…5g
・牛乳…150ml

苺を小さくカットする。ざっくりでOK。
器に入れた苺に砂糖をまぶしたら、ラップを被せてレンジで2分ほどチン。
苺がふつふつとして、やわらかくなったらフォークであらく潰す。この時、あえて果肉をちょっと残しておくのもポイント。
余熱でバターを溶かして、牛乳と混ぜる。ホットが飲みたいときは牛乳を予め温めておく。

昔から苺牛乳は急に飲みたくなることがあった。
ほんのりピンクの見た目も相まって、なんて幸せな飲み物なんだろうなと思っていた。

ただでさえ幸福があふれているのに、バターを入れると一気に富豪の苺牛乳になったようで優雅な気分に浸ることができる。

あぁ、こんな時間にこんなものを飲んでいる。また幸せが重なった。

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ホワイトチョコミルク餅 西村隆ノ介/くらちなつき「22時の冷蔵庫」vol.37

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