物を捨てられない理由がわかる！断捨離が上手くいくコツ3つ

こんな時こそパーソナルな空間を快適にして日々ごきげんに過ごすために、今こそ、百花レディにおすすめしたいのが断捨離®代表のやましたひでこ先生が教える「断捨離」。 ただの片付け論だと思ってる人もいるのでは？ 実はモノを捨てると同時に頭の中の整理もできる断捨離。近年流行りのミニマリストとも違う「断捨離」で、心の豊かさを取り戻して！

心をととのえる断捨離Q&A

旅先で思い出になりそうだなと思って、自分へのお土産を買うのをやめられない。たぶん捨てることになるとはわかってます……。

・買いたいものは買えばいい！ 取っておいてもいい。でもあなたが今いる空間って、さわやかですか？

捨てられない人は過去執着型、現実逃避型、未来不安型の3タイプあります。3つにはっきりと分かれるわけではなく、私たちは全部の性質を持っているので「せっかくここまできたから、とりあえず何か買って帰ろうか、だって二度と来られないかもしれないから」という心理からお土産を買うのは実は自然なこと。でもいつまでも取っておくことに意味はありますか? それによって、今の自分の空間がどうなってるかを見直してみて。

断捨離をしたいけど、まとまった時間が取れないしどこから手をつけたらいいのかわからない！

・断捨離は「できる・できない」ではなく「やるか・やらないか」

断捨離したいと思うならコップ1個でもいいから捨ててみてください。これならどんなに時間がない人でも取り組めるはず。「まとまった休みや時間が取れたときに一気にやるもの」と思い込み、断捨離に踏み切れない人は多いです。そんな人ほどため込んでいるモノが多く、空間も身体も新陳代謝が滞っている状態なので、まずは「出す」トレーニングを。冷蔵庫や靴箱などの小さな空間から始めていけば、必ずやりかたが身についていきますよ。

資格取得に向けて買った教材に全然手をつけられていません。でも新品だから捨てるのはもったいない。でも邪魔！

・やろうと思ってできなかった現実から目を背けないで

「いつかやるかも」と思うと捨てられないのかもしれませんが、できなかったという事実を受け入れましょう。それができたら、捨てるタイミング は「今」です。最近は動画やアプリで勉強できたり、教材もさらに進化しているので、残しておく意味はないはず。また挑戦したくなったら「次こそはがんばろう」と思って、 新しく買えばいいんです。

教えてくれたのは

一般財団法人 断捨離代表 やましたひでこ先生

東京都出身。早稲田大学文学部卒。「断捨離」の提唱者。著作・監修含めた「断捨離」関連書籍は国内外累計500万部を超えるミリオンセラーに。著書は21言語に翻訳され、断捨離の実践的メソッドは海外でも年齢や職業に関係なく圧倒的な支持を獲得。

「モノ・人・心の悩みが消えていく 断捨離道場」

これまで先生のもとに寄せられた断捨離のお悩みの中から、特に多かった質問やすぐに実践できる回答を1問1答形式でわかりやすく紹介。「あるある！」と共感できたり、同じモヤモヤを抱えた人が見つかったり。読めば断捨離したくなる1冊。

掲載：美人百花2022年3月号『人生がごきげんになるおうちととのい術』

撮影／小川健 取材・文／池野もも イラスト／村澤綾香

※断捨離はやましたひでこ個人の登録商標です。