四季折々の花々が咲き乱れる「北斎花らんまん」展が開催。

美しさの象徴であり鮮やかさの象徴。天真爛漫さの象徴であり謙虚さの象徴。古くから人々に愛され続ける“花”という存在は、これまで数多くの絵画の主題となってきた。

今回開催される「北斎花らんまん」展では、北斎やその門人たちの作品から、桜をはじめとした様々な花の作品約100点を展示。花見の対象とされる花や、物語に登場する花、意匠として着物や道具に施される花などありとあらゆる場面で愛されてきた花々が作品を通して咲き誇る。

本展は「1章 春の到来 早春の花々」「2章 桜 花爛漫」「3章 色とりどりの四季の花」「4章 暮らしを彩る花の意匠」の4章で構成。江戸時代の浮世絵師たちの描く花々はどこまでも瑞々しくそして緻密だ。生命の息吹を感じるような、そんな神秘性がそこにはある。

桜をはじめ、梅、朝顔、桔梗、椿などて約35種の花々が、季節を問わず一堂に咲き誇る本展は3月15日（火）から5月22日（日）まで開催。

北斎花らんまん

期間／2022年3月15日(火)～5月22日(日) ※前後期で一部展示替えを予定

前期 3月15日(火)～4月17日(日)、後期 4月19日(火)～5月22日(日)

会場／すみだ北斎美術館 東京都墨田区亀沢2-7-2

休館日／月曜日 ※3月21日(月・祝)は開館、3月22日(火)休館

開館時間／9:30～17:30(入館は17:00まで)

料金／一般1,000円、高校生・大学生700円、65歳以上700円、中学生300円、障がい者300円、小学生以下 無料

https://hokusai-museum.jp/hanaranman/

Text: Mei Fujita