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ウィリアム王子夫妻、ウクライナ支援物資の梱包作業を補助

  • 2022.3.13
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イギリスではロイヤルメンバーも、ロシアの軍事侵攻によって被害を受けたウクライナの市民を支援するため、それぞれの活動を行っています。

ウィリアム王子とキャサリン妃は3月9日(現地時間)、ロンドンのホランドパークにあるウクライナ文化センターを訪問。支援物資の仕分けや梱包を手伝ったとのこと。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナへの攻撃を開始してから14日目を迎えるなか、イギリスをはじめヨーロッパの各地では、命をかけて国外に脱出した数多くのウクライナ市民を助けるための活動が行われています。

ウクライナとの連帯の気持ちを表すため、ブルーとイエローの国旗をモチーフにしたピンバッジをつけたウィリアム王子とキャサリン妃は、イギリス国内から寄せられる支援などについて説明を受けたり、ボランティアたちと話をしたりしながら、作業を行ったとのこと。

品物ではなくお金の寄付を呼びかけているこのセンターでは、戦闘が続く地域に向け、防弾チョッキや薬、ベビー用品などを含む救援物資を入れたケアパッケージを用意し、発送しています。

また、ウクライナの国旗に使われているのと同じブルーのセーター(アレキサンダー・マックイーンのもの)を着て訪問したキャサリン妃は、懸命に活動に取り組む数十人のボランティアたちを元気づけるため、ケンジントン宮殿で作ったというチョコレートブラウニーとグラノーラバーを差し入れたそう。

そのほか夫妻はボランティアたちとの会話のなかで、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の3人の子どもたちも、この問題に関心を持っていることを明らかにしたという。

ウィリアム王子は、子どもたちは学校の授業でロシアの軍事侵攻について学んでいるとして、「友人たちとも、このことについて話し合っているのだと思います」と話していたとのこと。

夫妻はまた、自ら創設した慈善団体、ロイヤル・ファウンデーションの活動についても明らかに。今後はロシアの攻撃によるトラウマなど、メンタルヘルスの問題に苦しむ子どもや若者たちを支援していくという。

イギリスの15の慈善団体で組織される災害緊急委員会(DEC)のサレ・サイードCEOは、必要な人に支援物資を届けることがいかに困難であるかについても、夫妻に伝えたとのこと。

DECはロシア軍による激しい攻撃で多くのウクライナ市民の生活が破壊されるなか、食料や水、シェルター、医療支援を提供するために、これまでに約1億2000万ポンド(約182億円)を集めています。

王室関係者によると、エリザベス女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子はいずれもこの団体に、“多額”の寄付をしているとのこと。

国連は今後、最大400万人のウクライナ人が自国を離れることを余儀なくされると予想している。DECのパートナー団体の1つであるウクライナ赤十字社のほか、赤十字国際委員会(ICRC)、セーブ・ザ・チルドレンなどが、ウクライナとその隣国に逃れたウクライナ市民のための緊急支援を続けています。

サイードCEOは<ハーパーズ・バザー>に充てた文書のなかで、ケンブリッジ公爵夫妻が寄付や人々の認識向上のための活動を通じてDECに協力していることを「嬉しく思っている」など、感謝の気持ちをつづっています。

※この翻訳は抄訳です。Translation: Hearst Contents Hub

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