妊活、肌不調etc.気になる自分の「ホルモン値」を自宅でセルフチェック！

日本発フェムテック！ 自分のホルモン値を手軽にセルフチェック

女性の日々の健康に深く関係しているのが、ホルモンです。初潮に始まり、PMS（月経前症候群）や生理痛、妊娠、出産、さらには更年期にいたるまで、女性のライフステージとともにホルモンは大きく変化し、身体だけでなく気持ちにまで影響を与えます。肌の状態にも影響を与え、ホルモンバランスの乱れによってニキビができるというのも、よく知られている話。だから、自分のホルモンの数値、状態を知りたいと思っている人は少なくないはず。

一方で、具体的に知るためには婦人科などでの検診が必要なため、ハードルが高くなります。そんなホルモン数値を自宅で簡単にセルフチェックできるのが、「canvas」。自宅でできる郵送のホルモン検査サービスで、自分のホルモン数値を手軽に知ることができます。

見て知る、自分の“ホルモン状態”に驚き！

ホルモン値を測定するセルフキットは欧米でかなり普及していますが、日本ではまだ少数。日本では先駆けと言える「canvas」は、２種類のキットを用意しており、ひとつは妊娠に向けた身体の状態や肌状態などを含む今の体調にホルモンがどのように影響しているかがわかる「Women’s Fertility Check」。もうひとつは、今のホルモンバランスの状態をチェックすることで更年期障害との関連をみることができる「Menopause Check」。悩みに応じてどちらかをネットでオーダーし、届いたキットで自己採血をしてポストに投函するだけ。検査から10営業日以内に、医師のコメントがついた結果が、webサイト上で確認するデジタルレポートで届きます。レポートでは、ホルモンの数値と、そこから予測される身体の不調や病気の可能性などを、医師によるコメントでわかりやすくアドバイス。ホルモンの測定値から推測される色々な発見に、驚かされます。

＜CAP＞
ホルモン値の結果とレポートが、事前に登録したページに届く。最新の医学エビデンスに基づいて医師によるコメント付き。わかりやすくまとまっているのも嬉しい。

自分のホルモン状態を把握することで、ライフスタイルはもっと自由に！

「canvas」を立ち上げた長谷川彩子さんは、東京大学大学院で薬学を学んだ後イギリスに渡り、キャリアを重ねた才女。責任のある仕事をこなし、忙しい日々を送るなかでこのアイデアが浮かんだそう。

＜プロフィール＞
長谷川 彩子：東京大学薬学部、及び東京大学大学院薬学系研究科卒（専門：神経科学・薬理学）、London Business School MBA修了。薬剤師、漢方認定薬剤師。アクセンチュア株式会社、ゴールドマン・サックス証券、アカツキを経て、Vitalogue Healthを起業。

「ホルモンは、日々の生活にとても左右されていると気づき、人生に対する向き合い方を自分でデザインしたいと考えました。自分の身体を自分でコントロールするには、今の自分のホルモン数値を知り、アクションを起こすこと。自分の身体に起きていることをきちんと向き合うことで、人生はもっと明るくなると信じています」（長谷川さん）。誰のものでもない自分の身体のこと、これからのライステージに向けて、ホルモンの状態を知ることは、強い味方になるはず！

『自分の人生は自分でデザインする』。ホルモンの数値を知ることで、自分の身体もライフスタイルもポジティブになれるはず。フェムテックから誕生した話題のサービスを、ぜひ試してみて！

取材・文／夏目円