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パンばかりじゃダメ!? 子どもの成長に悪影響な「食習慣」6つ

  • 2015.9.8
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【ママからのご相談】

最近テレビやネットで“こしょく”という言葉をよく目にするのですが、具体的にはどういう意味なのでしょうか? また、子どもにとってどのような影響があるのでしょうか?

●A. “こしょく”とは、子どもに悪影響を及ぼす6つの食習慣のことです。

ご相談ありがとうございます。ママライターのfurahaです。

“こしょく”とは、基本的には孤食・小食・個食・粉食・固食・濃色の6つの食習慣のこと。

特に、成長過程の子どもにとって、この“こしょく”は心身の発達に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です! 近年、“こしょく”の子どもが増えていることが、社会的問題にもなっています。

●子どもに悪影響を与える食習慣6つ

●(1)孤食:一人で食べること

ライフスタイルの変化や家族の形が多様化してきていることもあり、一人で食事をするという子どもが近年増えています。特に孤食が多いのが、朝食! 孤食だと、子どもが食べているものを親が把握しづらいため、好き嫌いを増やしやすく、発育に必要な栄養が充分に取れていない場合があります。

一緒に食べないので、食事マナーのしつけをすることもできません。また、幼児期から孤食が習慣化している子どもは協調性や社会性に欠ける、といわれることもあります。

●(2)小食:食べる量が少ないこと

朝食を取らない、ダイエットのために食事量を少なくする、といったことが小食に当てはまります。小食になることで、必要な栄養が足りなくなる可能性があるので、特に成長期の子どもにとっては良くありません。

●(3)個食:自分が好きなものを各々が食べること

家族みんなで食事をしているのに、食べているものはバラバラの個食。自分が食べたいものだけ選ぶようになるので、好き嫌いを増長させ、わがままの原因になります。また、栄養にも偏りがでてしまいます。

●(4)粉食:スパゲティーやパンなど、粉を使った主食を好んで食べること

小麦粉を使っているパンや麺類はお米に比べてやわらかいので、粉食が続くとかむ力が弱くなります(“かむ”ことは、歯を強くするだけでなく、脳の働きを促したり、唾液により消化を助けたりとさまざまな効用があります)。

また、粉物はお米に比べてカロリーが高いので、カロリーオーバーになる可能性もあります。

●(5)固食:決まったものしか食べないこと

同じものばかりを食べるので、栄養に偏りがでて、肥満や生活習慣病の原因になります。また、同じものを食べ続けることで、単純な味に慣れてしまい、味覚障害になる可能性もあります。

●(6)濃色:味の濃いものを好んで食べること

塩分や糖分の取り過ぎで、肥満や生活習慣病の原因になります。また、味が濃いものばかり食べていると、味覚障害を起こします。特に、市販の加工食品は手軽に使えるので利用されるご家庭も多いと思いますが、味が濃いので注意が必要です。

●家族で楽しく食事をすることが一番大切!

以上、6つの“こしょく”についてみてきましたが、食事をする上で一番大切なのは、“家族で楽しく食卓を囲むこと、食事は楽しいものということを、子どもに感じてもらう”ことです。

食事タイムは、単にご飯を食べるだけでなく、家族でコミュニケーションを取ることができる時間でもあります。みんなでおいしいものを食べながら楽しい時間を過ごすことで、子どもは食べることが好きになり、周りと同じものを食べてそのおいしさを共有する喜びを感じてくれます。

また、1日の中でそのような家族団らんの時間があることは、子どもの心の安定にもつながります。

家族一緒に食事をすると、親が子どもの食事の様子を見ることができるので、固食や小食を防いで、バランスよく必要な量を食べさせることもできますよね!

今回ご紹介した6つの“こしょく”の傾向があるかも……というご家庭は、まずは家族で楽しく食卓を囲む! というところから、健康でバランスのとれた食生活ができるよう見直してみてはいかがでしょうか?

【参考リンク】

・家族と“食を共にすること”共食の大切さ | 内閣府(PDF)

●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)

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