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BTSソウル公演直前!コロナ禍で生まれた「BANG BANG CON」の進化を振り返る

  • 2022.3.9

BTS(防弾少年団)のコンサートにあるもの。それは“挑戦”と“新しい試み”、そしてその結果として繰り返されてきた“進化”だ。

BTSはデビュー以来、数々のコンサートを開催し、全世界のファンと会ってきた。2020年に予定されていた「BTS MAP OF THE SOUL TOUR」ワールドツアーは新型コロナという不可抗力で中止になったが、彼らは止まらず、道を模索し続けた。

その結果、彼らの挑戦と試みはコンサートで最も輝き、結実。コロナ禍という予期せぬアンタクト(Untact、非対面)時代に直面しても進化し続けてきた。

その始まりは、公式YouTubeチャンネルの「BANGTANTV」で行われたオンラインストリーミングフェスティバル「部屋で楽しむBTSコンサート」(BTS ONLINE CONCERT WEEKEND、以下BANG BANG CON)だった…。

コロナ禍で生まれた「BANG BANG CON」が全世界を1つに…! 
(写真=BIGHIT MUSIC)

初のBANG BANG CONは2020年4月18、19日に、それぞれ12時間ずつ過去のコンサート実況を無料公開する形式で実施された。

これまでの様々なコンサートとファンミーティングの実況を、2日間、計8部で構成し、突如訪れたコロナ禍でも、世界中のARMY(BTSのファンネーム)が文字通り“ホーム(家)”でBTSのコンサートを楽しめるようにした画期的な企画だった。

さらに、ファンがよりリアルにコンサートを楽しめるよう、グローバルファンダムコミュニティプラットフォーム「Weverse」を通じて、公式ペンライトARMY BOMB(アミボム)を連動させる新システムも披露。コンサートを鑑賞しながら、Weverse内のBluetooth機能を通じてアミボムを連動させると、アミボムの色が映像のオーディオ信号によってリアルタイムで変わり、まるで会場で楽しんでいるような演出でこれまでにない体験を提供した。

当時、米『CNN』はBANG BANG CONを控え、「BTSが無料コンサートシリーズを提供する。ツアーが延期されたからといって、BTSは楽しんでもらうことをやめないだろう」と報じ、『ビルボード』も「(BTSが)今すぐ私たちの前で魔法のようなライブ公演を披露することはできないが、次に良いものをプレゼントする予定」と伝えていた。

(画像=BIGHIT MUSIC)

このBANG BANG CONは2日間で5059万も再生数を記録し、最大同時接続者数は224万人以上にも上ったそうだ。

世界162の国と地域で約50万個のアミボムが連動し、BTSは非対面時代に新たなライブ文化を作り出したという評価を受けた。

6つのマルチビューから誕生した“オンタクト(On-Contact)公演”

そしてBANG BANG CONは「BANG BANG CON The Live」へと進化。2020年6月14日、約100分間にわたってオンラインで行われたBANG BANG CON The Liveは、BTS初となるオンラインライブストリーミング公演だった。

本公演は“BTSの部屋にファンを招待する”というコンセプトで構成され、7人のメンバーが多彩なステージを移動するなど、オンライン公演に特化した演出で観る楽しみを高めた。計5つの部屋と2つのステージ、廊下まで配置し、実際の部屋に入るような感覚を与えていた。

それだけではなく、BANG BANG CON The Liveの最大の注目ポイントは“マルチビューストリーミングシステム”だった。

これは、観客が固定された1つの画面ではなく、同時に再生される異なる6つのマルチビューで見たい画面を選択できる技術で、オンライン公演の平面的な単調さから脱皮し、視聴の選択肢を広げ、家でも躍動感を感じられるようにした画期的なもの。

こちらもやはりアミボムの連動技術が取り入れられ、最高同時接続者数は75万6600人に到達。BTSはオンライン公演でも新たな可能性を提示したという評価を受けている。

なお、この公演は「最多視聴者が見たライブストリーミング音楽コンサート」としてギネス世界記録公認を受けたほどだった。

(記事提供=OSEN)

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