「再現度がスゴすぎる…！」【ハッピーターン】が“カップ焼そば”に大変身。見た目も味も衝撃的でした

「亀田の柿の種」や「ソフトサラダ」など、低価格でおいしいおせんべいの数々を取り揃えている亀田製菓。中でも「ハッピーターン」は、そのあまじょっぱいクセになる味わいがたまらないですよね。

実は現在、そんな人気商品がまさかの姿になって登場していることはご存知でしょうか？

2022年5月23日から、全国のコンビニエンスストアで先行販売が開始されたのが、こちらの「マルちゃんハッピーターン味焼そば」。筆者はローソンで購入したところ、価格は198円（税込）でした。

「ハッピーターン」は言うまでもなくおせんべい、つまりお菓子ですが、その味を再現した焼そばとは…？味のイメージがはっきりと浮かびませんよね。

再現度はもちろん、焼そばとしてしっかりおいしく仕上がっているのかも気になるところです。

調理方法に特筆すべき点はなく、いたって普通のカップ焼そばと同じです。「粉末ソース」と「あとのせかやく」の小袋を取り出して、お湯を注ぎフタをして3分待ちます。

3分待って、お湯を捨てた状態のものがこちらです。キャベツやひき肉などは入っていませんが、この時点では特に変わった様子もなく、普通のカップ焼そばに見えますよね。

しかし、「粉末ソース」をかけてみてびっくり…！明らかに色が違っており、まさしく「ハッピーターン」についている粉を連想させます。香りもソースではなく、あの独特な香りに近いです。

「あとのせかやく」も入れてしっかり混ぜていきますが、ソース焼そばはもちろん塩焼そばとも異なる色合いです。ふわっと立ち上る湯気とともに漂うおいしそうな香りが、食欲を刺激してきます。

こちらが、完成した「マルちゃんハッピーターン焼そば」です。ソース焼そばほど茶色くなく、かと言って塩焼そばほど白くなく。まさにその中間といった感じでしょうか。

それでは、気になるその味を確かめてみたいと思います。

ひと口食べてみたところ、想像以上に「ハッピーターン」の味が再現されていました…！ほかのお菓子では味わえない、あの独特なあまじょっぱい味わいがしっかり楽しめます。

「あとのせかやく」の正体は「オニオン揚玉」。サクッと軽い食感と玉ねぎの香りが、あまじょっぱいこの焼そばの味わいにしっかりマッチしています。麺では再現できない「ハッピーターン」の食感を、こちらで再現しているのかもしれません。

しかし、実際に「ハッピーターン」と食べ比べてみたところ、「マルちゃんハッピーターン焼そば」の方が塩気と旨みを強く感じます。

前者はお菓子ですが、後者は主食。そのため、味をそのまま再現するのではなく、しっかり食事として満足できるよう調整したのかもしれません。

「ハッピーターン」らしさをしっかり出しつつも、食事としての満足感も兼ね備えている「マルちゃんハッピーターン焼そば」。開発者の工夫とこだわりを感じる一品でした。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか？

筆者：松本陸杜／ライター