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おぉ、ちょっと難しいぞ。「玄兎」はなんて読む?【難読漢字】

  • 2023.7.15
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小学生のころ、学校で「兎(うさぎ)」を飼育していたご経験のある方も多いはず。にんじんやキャベツを持ち寄って、食べさせてあげたりしませんでしたか?

さて今回は、そんな「兎」にちなんだ言葉「玄兎」をご紹介します。読むことは簡単ですが、その意味は…? さぁ、当ててみてください!

「玄兎」の正体は…?

読み方はとっても簡単! 「げんと」です。「玄関(げんかん)」や「兎に角(とにかく)」など、どちらも有名な言葉に含まれている読み方と同じなので、読めた方も多いと思います。

でも、意味はいかがでしょう…? もちろん「玄関に居る兎」なんてことではないですよ。

しばしば「兎」はなにかのモチーフとされますが…ほら! 秋に鑑賞するあれですよ。

これでもうわかった方も多いはず。それでは、正解を発表します。

正解は「月の異称」でした!

「玄兎」について

ヒントの答えはもちろん「月」。お団子を食べながら、お月見をしたことのある方も多いと思います。

でも、なぜ「月の異称」が「玄兎」なのか…。気になるその理由を、辞書で調べてみましょう!

〘名〙 (月には黒いウサギがいるという伝説から) 月の異称。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

ちなみに、日本のみならずアジア諸国で、月に兎が住んでいるという伝説が確認されているそうです。たとえば『今昔物語集』にも、「月」と「兎」のお話が収録されているんだとか。

なお、日本では「月」の黒い部分が「兎」に見える、というイメージで共通していますが、世界ではそれぞれ別のものが定番みたい。たとえば南アメリカでは「鰐」や「驢馬」など。興味を持たれた方は、ぜひ調べてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「玄兎」は「月の異称」でした。

ほかにも、動物の漢字を含んだ面白い言葉はたくさんありますよ。今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!