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「木淡」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.13
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焼肉や揚げものなど、脂っこい料理を食べる日が続いたときは、なんだかあっさり「淡泊(たんぱく)」な味のものが欲しくなるという方も多いのではないでしょうか。たとえば水炊きや鍋物、もしくはうどんやそばなどなど…。「わかるな~」と、共感してくれる方も多いと思います。

さて今回は、そんな「淡」にちなんだ難読漢字「木淡」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか?

「木淡」の読み方!

そのまま「きたん」と読んだ方も多いはず。ただし、こちらは難読漢字クイズです。もちろんそう簡単にはいきません!

「きたん」とは読みませんが、1文字目は「き」で大丈夫。今回カギになるのは、「淡」をなんと読むかにありそうです。

読み仮名は4文字で「き〇〇〇」になります。ある果物が、特定の状態になったものを指す言葉です。

今の夏ではなく、秋に旬を迎える日本原産の果物です。いかがでしょう…?

それでは、正解を発表します。

正解は「きざわし」でした!

「木淡」について

「木淡(きざわし)」は「木醂」とも書きます。ちなみに「木練柿(こねりがき)」という別名もありますよ。ただ、どれも聞いたことないという方も多いかもしれません。

そのため、読み方を聞いても意味がわからないまま…なんて方も多いはず。ある特定の状態とは、いったいなんなのか? 辞書で確認してみましょう!

〘名〙 木についたままで熟し、渋味がとれて甘くなった柿。甘柿。木練(こね)り。こざわし。きざがき。きざらし。きざわしがき。《季・秋》 

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「柿」にはそのままではちょっと食べるのが難しい、苦みの強い「渋柿」があります。たとえば「西城」や「愛宕」などです。

苦み成分のもとは「タンニン」。こちらが水に溶けることで、苦みを感じるようになります。「木淡」は、そんな苦みを抜く処理を行った「柿」のことです。実は「柿」を干すのも、苦みを抜くためなんだそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「木淡」は「きざわし」と読みます。

暑い夏を終え、秋にシーズンを迎える柿にまつわる難読漢字をぜひこの機会に覚えて、周りの人にも教えてあげてくださいね!