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まだ偏見ばかり? 先輩ママに聞く「無痛分娩」のリアル体験談4つ

  • 2015.9.7
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【ママからのご相談】

先日第2子を妊娠が判明しました。第1子の出産は難産で、丸2日陣痛に苦しみました。第1子出産のときより体力も落ちていますし、あのときの痛みを思い出すともう一度耐えることができる のか……とすごく不安になっています。芸能人の方で無痛分娩をなさった方のブログを読んで、無痛分娩のできる産院を探してみようかと考えていますが、まわりに無痛分娩をした経験のママさんはおらず、実際のところどうなのか? と疑問です。費用のほうも気になります。

●A. 無痛分娩のメリット・デメリットを知っておきましょう。

ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。

一度陣痛を体験しているからこそ、あの壮絶な流れを思い出すだけで恐ろしくなってしまいますね。陣痛を経験していないママも、「どれだけ痛いんだろう?」と想像すればするほど悪い方向へ考えてしまいがちです。

そんなときに、頭に思い浮かぶのが“無痛・和痛分娩”。まだまだ対応している産院が少ないため経験したママは少ないですが、「無痛分娩は値段以上の価値がある!」と感じたママが多数です。

●無痛・和痛分娩の方法とは?

日本で取り入れられている“無痛分娩”は、ほとんどがすべての痛みを取り除くものでなく、痛みを抑える“和痛分娩”です。

陣痛が始まってから、硬膜外麻酔を細いチューブで体に注入し、痛みを和らげます。急激に陣痛が強くなったときは麻酔の量をコントロールすることもできます。

病院によっては、精油を使ったアロマトリートメントと硬膜剤麻酔を併用して、痛みを和らげているところもあります。費用は病院・地域によってさまざまですが、5万~15万程度プラスされることが多いです。

●無痛・和痛分娩の体験談

●メリットに感じたママの意見

・『とにかく産後の体が楽でした。出産を終えて身も心も踊るような気持ちで赤ちゃんを見に行くことができました。2人目出産でいきむ感覚もわかっていたので、本当にスムーズな出産でした。産後の回復も比べ物にならないです』(30代/女の子ママ)

・『終始冷静でいられたので、出産の記録や様子を詳しく、細かく残すことができました。陣痛中も、ちょっと寝れました!』(30代/男の子ママ)

●デメリットに感じたママの意見

・『「ママになるのに痛みから逃げるの?」と言われ、まわりからの理解が得られぬまま、モヤモヤした気持ちが残りました』(30代/男の子ママ)

・『陣痛は麻酔のおかげでほとんど痛みを感じなかったのですが、お産の進みが悪く陣痛促進剤を使うことになり、赤ちゃんが下りてくる衝撃もあまり感じなかったので、いきむのもコツがつかめず、分娩にとても時間がかかってしまいました』(20代/男の子ママ)

●無痛分娩でも自然分娩でも、立派な“母親”には違いありません

まれなケースですが、陣痛の痛みが産後のマイナス要因になってしまうこともあるようです。

陣痛のときのあまりの痛みから、赤ちゃんに100%の愛情を持って接することができなくなったり、陣痛の痛みの中でパパや周りの対応に対して不信感をもち、それをずっと引きずってしまったりすることがあります。

無痛分娩を選択しても、産後の会陰の傷はありますし、麻酔が切れた後は痛みを感じます。体力の回復はとても早いですが、産後の苦労は無痛分娩のママも同じ。これから新生児を育てていく苦労も同じですし、赤ちゃんに対する愛情も全く同じです。

ですが、高額のお金を払ってでも円満に出産できるという価値が無痛分娩にはあります。無痛分娩を希望する妊婦さんは、罪悪感を抱く必要はないので、ぜひ対応している病院に問い合わせてみてくださいね。

【参考リンク】

・和痛分娩 | 宮原レディースクリニック

●ライター/ましゅまま(ママライター)

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