手みやげにも♪宝石のようなかりんとうが人気の老舗「ゆしま花月」

「ゆしま花月」は、1947(昭和22)年に湯島で創業したかりんとう屋さんです。まるで宝石のように、艶やかに美しく輝くかりんとうは特別感があり、自分へのご褒美や手みやげにぴったりです。

駄菓子屋さんから始まったお店です

東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩3分。1940年代頃には花街として栄えていたエリアに「ゆしま花月」はあります。カラカラカラと小気味良い音を立てる引き戸を開くと小さな販売スペースがあり、その奥には数名の店員さんが畳の上でかりんとうや揚げ菓子の袋詰め作業をしている姿が見られ、どこか懐かしさを感じます。

こちらは戦後まもない1947(昭和22)年、3代目店主の溝口智広さんの祖母が駄菓子屋として始めたかりんとう屋さんです。

かりんとうがお店の看板メニューとなったきっかけにはこんなエピソードがあります。ある日、職人がかりんとうに絡める砂糖を煮詰めすぎてしまい、飴にしてしまいました。もったいないので試しにそのままかりんとうに絡めて作ったところ、美しい琥珀色に輝き、しかも大変おいしく仕上がったそう。その“失敗作”を先代が大変気に入り、同じ味を再現してほしいと依頼し、現在のかりんとうが誕生したそうです。

その後、みやげ用にもできるようにと専用の缶を作ったところ、それが芸者さんたちがお客さんへ送る手みやげとして流行。いつしか駄菓子屋から、かりんとうをはじめ、オリジナルのせんべいなどを販売するお店へと変わっていったそうです。

外はカリッ、中はサクッのかりんとう

かりんとうと言えば黒砂糖を使っているお店が多いですが、こちらでは上白糖を煮詰めたべっこう飴を絡めているので、キレイな琥珀色に仕上がっています。温度の違う油で3度揚げをすることで、外はカリッ、中はサクッの食感を作り出しています。

また、現在3代目を継いでいる溝口さんは、元々グラフィックデザイナーの仕事をしていたため、食べきりサイズの袋“単衣”のパッケージデザインも手がけています。写真は8月いっぱいまでの夏季限定デザインで、縁日の金魚をイメージしたイラストが涼しげ。誰かにプレゼントしたくなるかわいさです。

9月以降はピンク色の着物をイメージした定番パッケージに代わり、年末には干支バージョンが登場する予定だそうです。

かりんとう以外にも揚げ菓子を販売しています

こちらは、駄菓子屋時代から定番の「あげせん(単衣)」(324円)。昔懐かしい歌舞伎揚げのおせんべいです。お砂糖たっぷりのしょう油ダレで、どこか懐かしさを感じさせます。

「かさねうめ(単衣)」(432円)は、湯島天神にある「思いのまま」と呼ばれる白と赤の花が1本の木に咲く梅の木をイメージして作られました。白は塩味、ピンクは梅肉で甘酸っぱく仕上げられています。ひと口サイズなので、次々と手が伸びて止まらなくなる逸品です。

このほか、1cmほどの小さなサイズの国産米粉100%のあられに、かりんとうに使われているべっこう飴を絡めた「さざれ」(540円)、あられを天日干しでゆっくりと乾かした「いわおと」(540円)も販売しているので、それぞれ食べ比べてみてくださいね。

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