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一足先に春の訪れを感じませんか?日本全国の"華麗な梅の名所"まとめ

  • 2022.3.7
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冬が終わりに近づき、春の息吹が少しずつ感じられる今日この頃。春の花といったら桜を思い浮かべる人が多いと思いますが、そろそろ梅の花が綺麗に咲き誇る時期が先にやってきます。そこで今回は一足先に春の訪れを感じることができる日本全国の"梅の名所"を紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどで事前確認することをおすすめします)

①熱海梅園 / 静岡県

見頃:1月下旬~2月下旬

1つ目は静岡県にある「熱海梅園」です。熱海梅園は明治18年(1886年)に開園したもう130年以上の歴史を持つ由緒正しき梅園で、樹齢100年を超える梅の古木を含め60品種、およそ460本もの梅の木が植えられています。

熱海梅園の梅は日本で1番早咲きということで有名であり、1月下旬ごろには春の訪れを知らせる梅の花が咲き誇ります。一足先に春らしさを感じたい人はぜひ訪れてみてくださいね。毎年1月〜3月は梅祭りも行われています。土産屋もオープンし、日によってはイベントも開催されるので要チェックです。

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熱海梅園

②太宰府天満宮 / 福岡県

見頃:2月上旬~3月上旬

2ヶ所目は福岡県にある「太宰府」です。太宰府天満宮には学問の神様である菅原道真公が祀られています。太宰府に訪れて心を浄化してみてはいかがでしょうか。大宰府天満宮には梅が咲いていますが、この梅の種は京都から菅原道真公を追って飛来してきたものだという言い伝えもあります。

このような伝説があることから、太宰府では“梅が枝餅”という人気和菓子が売られています。太宰府には「飛梅」という白い梅と、境内のピンク色の梅の2種類の梅が植えられており、それぞれ開花の時期が異なります。どちらも見頃なのは例年2月中旬〜下旬頃です。

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太宰府天満宮

③不老園 / 山梨県

見頃:2月上旬~3月中旬

3ヶ所目は山梨県にある「不老園」です。ここの梅園の魅力は何といっても梅の花の種類の多さで、なんと全国から集めたおよそ30種類の梅が咲き誇る山梨県屈指の梅園なんです。その中でも早咲きの梅は、2月上旬にはすでに咲き始めるそう。

梅を見ながら、花の向こうにはまだ頭に冠雪している富士山や南アルプスを一望することができるという最高のロケーションを誇ります。園内で採れた梅の実で作られた梅漬けなど、梅にちなんだお土産もあります。

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不老園

④伊万里梅園 藤ノ尾 / 佐賀県

見頃:2月上旬〜2月下旬

佐賀県にある「伊万里梅園 藤ノ尾(いまりばいえん ふじのお)」です。ここの梅園はおよそ24万平方メートルの広大な土地におよそ6,000本の梅が植えられています。梅と同じ位置から匂いを感じながら歩くのもいいですが、梅園展望台から梅園と伊万里の市街地や伊万里湾を見渡すのもおすすめです。

見渡すとピンクというよりも白い印象を受けますが、これは伊万里梅園の梅は白梅が多いことが理由なんです。例年2月の中旬ごろには梅祭りも行われています。例年梅の種とばしなどユニークなイベントも開催されていますよ。

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伊万里梅園

⑤西田梅林 / 福井県

見頃:2月中旬~3月中旬

5ヶ所目は福井県にある「西田梅林」です。西田梅林は日本海側最大の梅産地で、福井梅の産地として有名です。福井梅は肉厚でタネが小さいのが特徴。約7万本もの梅の花が咲き誇る様子は圧巻です。

西田梅林の向こう側には「三方五湖」という湖が広がっており、梅と湖がコラボした華やかで美しい絶景が見られます。辺りは梅の花の爽やかな香りが漂い、春の訪れを一足先に感じることができますよ。

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西田梅林

⑥人吉梅園 / 熊本県

見頃:2月中旬~3月上旬

続いては熊本県にある「人吉梅園(ひとよしばいえん)」です。白加賀、青軸、鶯宿(おうしゅく)など約4,600本の梅の花が3月上旬まで楽しむことが出来ます。パッと見ると白梅が多いような印象を受けますが、その白梅の中に咲く紅梅は目を引く美しさです。

丘陵の上に梅がずらりと並んでいるので、まるでパッチワークのように白とピンクが混じり合う絶景が見られますよ。例年の見頃は2月中旬頃~3月初旬頃。また、3月下旬ごろからは桜が見ごろになるので合わせて訪れてみてくださいね。

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人吉梅園

⑦綾部山梅林 / 兵庫県

見頃:2月下旬~3月中旬

7ヶ所目は和歌山県にある「綾部山(あやべやま)梅林」です。24万平方メートルというかなり広大な土地を有する綾部山梅林にはおよそ2万本もの梅が生育しています。ピンクと白など様々な色合いの梅を楽しむことが出来ます。

この梅林は海の見える梅林として西日本随一といわれており、人気を博しています。斜面に沿って満開の梅の木々が並ぶのはまさに絶景。例年2月中旬頃から早咲きの紅梅が咲き始め、3月上旬頃から1番美しい白梅の満開の季節を迎えます。

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綾部山梅林

⑧七折梅園 / 愛媛県

見頃:2月下旬~3月上旬

8ヶ所目は愛媛県にある「七折梅園(ななおればいえん)」です。七折梅園は数多くの梅園の中でも段違いの梅の本数を有しており、その本数はおよそ1万6,000本で、視界をすべて埋め尽くすほどの梅が咲き誇ります。

七折梅園の梅はその品質高さから「青いダイヤ」と呼ばれることも。一本一本大切に育てられた梅の木は、見事な美しさです。毎年2月下旬~3月上旬に開催される七折梅まつりでは
梅の加工品や梅の花を購入することもできます。詳しい開催日は開花状況によって異なるので、公式ホームページをご確認ください。

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七折梅園

⑨北野天満宮 / 京都府

見頃:2月下旬~3月中旬

9ヶ所目は京都府にある「北野天満宮」です。太宰府天満宮と同じく、学問の神様である菅原道真公をお祀りした神社で、全国に一万社以上ある天満宮の総本社という由緒正しき神社です。2022年2月25日 (金) には北野天満宮梅花祭が開催されます。

北野天満宮はそこまで梅の本数は多くなくおよそ1,500本ほどです。しかし梅園にはない神社と梅の花というコラボレーションが美しく、日本の古き良き情緒や風情を感じることが出来ますよ。

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北野天満宮

⑩高尾梅郷 / 東京都

見頃:2月下旬~3月下旬

10ヶ所目は東京都にある「高尾梅郷」です。梅郷という名前の通り、JR高尾駅から小仏峠近くまでの旧甲州街道沿いおよそ4.5kmにわたって点在する6つの梅林の総称なんです。端から端までは徒歩1時間半ほどです。

高尾梅郷の梅の種類は白梅が約9割なので全体的には白いという印象を強く受けます。そこに紅梅が少し混じることでピンクっぽく見える部分もあります。のんびり梅を眺めながら、散歩デートなんかにもいいですね。

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高尾梅郷

⑪偕楽園 / 茨城県

見頃:2月下旬~3月中旬

11ヶ所目は茨城県にある「偕楽園(かいらくえん)」です。金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つで、その歴史は古く、水戸徳川藩の第9代藩主である徳川斉昭が自ら造園構想を練り、造園したものです。

広々とした園内には、約100品種にも及ぶ梅が3000本も植えられており、多彩なイベントが楽しめる梅まつりも毎年開催されています。2022年は2月11日 (金)~2022年3月21日(月)にわたって開催され、今年でなんと第126回という歴史あるお祭りです。

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偕楽園

⑫越生梅林 / 埼玉県

見頃:2月下旬〜3月上旬

続いてご紹介するのは、埼玉県にある「越生(おこぜ)梅林」。新宿駅から車で約1時間40分ほどで行けるので、東京から春の訪れを感じるドライブデートなんかにもいいですね。越生梅林は「関東3大梅林」にも数えられており、約2ヘクタールの土地に約1,000本の梅が植えられています。

越生梅林の魅力はなんと言ってもその梅の種類の多さ。様々な品種の梅が並んでいて、色とりどりの綺麗な花を鑑賞できます。梅はその品種ごとに香りが異なるので、それぞれの匂いを嗅ぎながら違いを感じてみるのもおすすめです。

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越生梅林

⑬いなべ市梅林公園 / 三重県

3月上旬~3月中旬

続いてご紹介するのは、三重県にある「いなべ市梅林公園」。東海エリアでは最大規模の梅林公園で、100種類、4,000本もの梅の花が植えられています。見晴台から見える、広い公園に色とりどりの梅が咲き誇る様子は圧巻。

3月上旬から下旬にかけては、梅祭りが開催され多くの人で賑わいます。今年は残念ながら 梅まつりは中止となっていましたが、例年であればうまいもの市や大道芸、苗木販売なども開催されていますよ。

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いなべ市 農業公園 梅林公園

⑭兼六園 / 石川県

見頃:3月上旬~3月下旬

続いてご紹介するのは言わずと知れた金沢を代表する観光スポット「兼六園(けんろくえん)」。日本三大庭園にも数えられていて美しい庭園が人気のこちらは、毎年3月になると梅の花が咲き、この時期にしか見られない素敵な景色が見られるんです。

梅の木はおよそ20種200本と多くはありませんが、庭園を紅白の花が色鮮やかに染める様子は趣があります。兼六園は梅の他にも見所がたくさん詰まった庭園なので、ゆっくりと散策をしながら楽しめます。

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兼六園

⑮満汐梅林 / 広島県

見頃:3月上旬〜3月中旬

15ヶ所目は広島県にある「満汐梅林(まんちょうばいりん)」です。ここは「瀬戸内ブランド」にも登録されている梅園で、一目見ただけで千本の梅があるとわかるという"一目千本"の梅が咲き誇る"天空の梅林"として人気を博しています。

例年2月下旬頃から開催される「満汐梅林花見まつり」では、梅に関するものが売られているだけでなく、俳句や写真のコンテストなど面白いイベントも開催されています。祭りの詳しい開催時期は開花状況などによって異なるので、詳しくは公式ホームページなどでご確認ください。

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満汐梅林

⑯箕郷梅林 / 群馬県

見頃:3月中旬~3月下旬

16か所目は群馬県にある「箕郷(みさと)梅林」です。榛名山の南麓にあるこの梅林はおよそ300ヘクタールの広さを誇り、その広大な敷地にはおよそ10万本の梅が植えられています。その規模は東日本随一。

これらの大量の梅は鑑賞用ではなく、その多くは実を収穫するために栽培されているんです。植えてある梅の種類は白梅が中心なので、梅の花が満開の時には、まるで霞がたなびくような絶景を見ることできます。

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善地梅林 (箕郷梅林)

⑰津軽フラワーセンター / 青森県

見頃:4月下旬~5月上旬

17か所目は青森県にある「津軽フラワーセンター」です。紅梅、白梅共に咲き誇り、岩木山を眺めながら梅の花を鑑賞できるスポットとして人気を博しています。園内には梅の木がおよそ2000本ほど植えられています。

白梅は柔らかな優しい雰囲気を感じますが、色の濃い紅梅は見てるだけで元気が出てきそうな力強さが感じられます。青い空と白い雲に真っ赤な紅梅というロケーションは最高です。見頃は他と比べるとかなり遅いので、2月や3月に梅を見逃してもまだここでは楽しめます。

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津軽フラワーセンター

⑱壮瞥公園梅林 / 北海道

見頃:5月初旬~5月中旬

18か所目は北海道にある「壮瞥(そうべつ)公園梅林」です。北海道ならではの大自然の絶景と梅の花のコラボレーションを楽しむことができる梅の名所で、美しい梅の花とともに洞爺湖、羊蹄山・昭和新山・有珠山などの雄大な眺望を楽しむことができます。

梅の本数自体はおよそ300本と決して多いわけではないですが、色づいた豊後梅と美しい洞爺湖、雪を抱いた羊蹄山という絶景には満足すること間違いなしです。他の地域よりも、見頃がかなり遅いので、「今年は梅を見逃してしまった!」という方にはおすすめです。

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壮瞥公園梅林

一足先に春を感じよう!

いかがだったでしょうか?桜よりも早く咲く梅を見て、一足先に春の訪れを感じてみてくださいね。なお、梅の見頃はあくまでも目安です。行かれる際には、公式ホームページやSNSなどを開花情報をチェックしてから行くことをおすすめします。(なお情報は記事更新時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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