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銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

  • 2022.3.6

世界に知られる最先端の街、銀座。【ハイアット セントリック 銀座 東京】は、上質でいてカジュアルに過ごせるラウンジやバー、ダイニングを備え、かってそこに新聞社があったことから、活字や印刷機械、マップなど、その土地の記憶をアートワークに採り入れます。銀座という土地柄を味わう。そんな滞在を楽しめるホテルです。

銀座の記憶をアートで表現するホテル

ハイアット セントリック 銀座 東京の楽しみ方のひとつが、館内にさり気なく飾られたアートワーク。今ホテルのあるその場所では、1888年から1927年まで新聞が発行され、二葉四迷や夏目漱石、石川啄木が働いていました。銀座には古くから新聞社、出版社、広告代理店が集まっていたことから、館内には文字や印刷をテーマにしたアートが飾られます。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲ホテルが立つのは銀座6丁目。玄関は、ブランドショップや老舗が並ぶ並木通りに面しています

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲玄関を入るとエレベーターホールになった1階エントランス

エントランスでは、印刷にかかわるアート作品を2点注目。ひとつはカウンターの背後にかかる「活版文字の地図 銀座」と、銀座の画像をフイルムに再現した大きなアクリルパネル「銀座の色」です。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲「活版文字の地図 銀座」

デジタル以前、長らく主流だった活版印刷は、文字が彫られたハンコ状の活字を並べて印刷する方法。「活版文字の地図」は、新聞社が保管していた活版の母型を使った銀座のマップです。これは母型なので文字は反転していません。赤い部分がホテルの場所で、近づいて見ると面白いですよ。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲エントランスにあるもうひとつのアート作品「銀座の色」

ホテルが開業する直前の「銀座の今と色」をテーマに撮影した800枚の画像を、CMYKの4原色で分類。35mmのフイルム状に再現してアクリルボードにプリントした作品です。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲顔を近づけるとフィルムに再現された銀座の風景が見られます

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲気軽な雰囲気でチェックインを行えるレセプション

ロビーとレセプションがあるのは建物の4階。市松模様が描かれたキューブ型のデスクが目を惹きます。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲レセプション背後の絵は、大胆な色使いの「銀座襖絵 朝」(左側)。夕方になると銀座のモノクロ写真をコラージュした「銀座襖絵 夜」(右側)に変わります。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲レセプションの前にあるライブラリー。写真は夏目漱石や銀座に関する書籍が置かれたメディアゾーン

ライブラリーでは、メディア、ファッション、ランドスケープ、エンターテイメントのコーナー別に書籍など関連する物を配置。アメニティの販売や、自由に遊べるスペースインベーダーなどゲーム機器も置かれます。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲「ワールド オブ ハイアット」のメンバーなら、ライブラリーに用意されたスナックや飲み物を自由にいただけます。会員ではない方は、フロントで無料で入会できます

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲広いラウンジにはテーブルとソファが置かれ、パソコンを持ちこんだり会話を楽しんで、ゆったりと過ごせます

ラウンジにあるテーブルやソファはほぼオリジナルで、デザインをあえてばらばらにして全体的には調和する“ミックス&マッチ”でまとめます。吹き抜けの天井に左右から吊るされた棒状の照明は、新聞を印刷する輪転機がモチーフです。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲3階の「NAMIKI667」ダイニングとロビーのある4階は吹き抜けになっています

ダイニングの壁には活版印刷で使う「活字(印刷用に反転した字型)」をダイナミックにデザイン。ホテルが立っている“土地の記憶”を表現します。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲1階エントランスから駐車場へと向かう通路の壁には、アーティスト高橋信雅氏が銀座の街を描いています

ホテル開業1周年を記念して、高橋信雅氏がホテルに滞在しながら製作されたアートワーク。銀座の街や輪転機をモチーフに、通りかかったゲストやスタッフのリクエストに応えながら描き上げました。ネオンサインはホテル開業2年目のクリスマスツリーに使われた飾りです。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲フィットネスルームの壁はジョギングマップ。土地の名前を漢字と英語一文字で表します

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲エレベーターホールは「銀座コレクション」と銘打って、フロアサインを銀座にかかわる立体造形で表現します

有名飲食店や歓楽街のある銀座らしく、数字には朱塗りの盃が使われ、木製の調理道具や押し寿司の抜き型、竹製のおしぼり置きなどでデザイン。ここでも階によってメディア、ファッション、ランドスケープ、エンターテイメント(食)の4つのテーマで表現します。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲10階のフロアサインは畳の縁や靴紐、下駄の鼻緒などが使われます

上質ながら遊び心のある客室

ハイアット セントリック 銀座 東京では、もっともミニマムな客室でも35平米のゆったりとしたサイズ。オーセンティックな内装に、ユーモラスなイラストが襖絵に描かれ、遊び心も加わります。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲「キングルーム」

もっともリーズナブルな客室でも35平米と広く、心地よいホテルステイを過ごせます。フランスの老舗「ガルニエ・ティエボー」のセントリックオリジナルのバスローブは、軽くて肌触りのいい逸品です。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲4つのテーマを襖絵で表現

キングルームにはキングサイズのベッドを用意。どのタイプの客室も、窓の襖にはホテルのテーマになっている4つのモチーフ、メディアの「輪転機ツイスター」、ファッションの「買い物パレード」、ランドスケープの「裏路地アドベンチャー」、エンターテイメントの「メリーゴーランド」がポップなタッチで描かれます。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲アイランドタイプの「マルチファンクションテーブル」は、普段は棚やテーブルとして使い、テーブルトップを跳ね上げるとシンクが現れる、洗面スペースを取らない造りです

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲ベッドサイドにはボーズのブルートゥーススピーカーを設置

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲環境に配慮された瓶入りのミネラルウォーター。ネスプレッソコーヒーメーカーも用意

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲バスアメニティは、イギリスのコスメブランド「Bee Kind(ビーカインド)」。ほのかな香りで、収益の一部はミツバチの研究に使われます

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲都心のホテルでは珍しく、ナイトウェアの他にオリジナルデザインの浴衣も用意。窓から見える銀座のビル群を浴衣姿で眺めるのは、ちょっとレアな体験です

ホテルが伝える銀座の歴史、伝統、未来

新聞社や出版社、印刷所など、20世紀は紙と印刷の街でもあった銀座。デジタル技術の発達でフイルム写真や活版印刷が徐々に失われ、紙の文化も縮小しつつある現代。そんな街の記憶をとどめるのがハイアット セントリック 銀座 東京の見どころです。21世紀の象徴でもあるペットロボット、アイボも“飼われて”います。

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲ロビーに置かれたオブジェの盆栽は小さなキューブで構成され、デジタルアートのようにも見えます

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲ロビーでは、ホスピタリティドッグのアイボがお出迎え。名前はロック。マイ・アイボを連れて訪れるゲストもいらっしゃるとか

銀座という土地柄をアートで楽しむホテル【ハイアット セントリック 銀座 東京】

▲玄関横と駐車場側には、本物のガス灯に火がともります

明治7年、東京で最初にガス灯が点いた銀座通り。感染症対策でホテルが一時休業していた時も、このガス灯は灯り続けていたそうです。

ハイアット セントリックは、2015年に立ち上げたライフスタイルホテルの新ブランド。アジアでは【ハイアット セントリック 銀座 東京】が初進出を果たしました。2020年8月には金沢駅前にも開業。どちらも訪ねてみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ハイアット セントリック 銀座 東京 hyattcentricginza.jp>

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