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文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】

  • 2022.3.4
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岩手県盛岡市。数年ぶりに来た街は、そんなに変わってなかったですが、

とはいえ、東京のように日々忙しい街にはうんざりする日もあり、

こうして、川沿いを歩いたりすると、なんとも気持ちが良いものです。

盛岡の情報は、事務所の近くにある友人が営む珈琲店で入手し、

仕事の合間に訪れたいくつかのお店がとても素敵だったので、少しお話を。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

天気も良いし、のんびりボーッとしたい気分になる感じ。

盛岡駅に到着し、直行してお昼ご飯を食べたのは「くふや」というお店です。

友人いわく、盛岡に行った時は、必ず行くというので、

それは行かねば!と思い到着後すぐ向かいました。

13時を少し過ぎていたのでお客さんはいなくて貸切状態。

割と寒かったので、すでにストーブを焚いて(今は毎日だろうけど)

その上には朽ちた南部鉄器の鉄瓶があり湯気が出てます。BGMはなし。

雑音もなく、何も考えなくて良い時間は、この上ない好きな環境かも(笑)

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

橋の袂にある小さなお店で、お店は写真NGなのでお店の前から景色を撮りました。

食事のメニューは、玄米ご飯、煮魚、卵焼きや小鉢などのおかずとお味噌汁がセットになった

「くふや弁当」を頂きました。デザートに焼きリンゴやパウンドケーキもありますが、

どちらも自家製。コーヒーや紅茶もありました。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

3日以上寝かせてふわふわになる玄米ご飯がとてつもなく美味しい!!

使い込まれた器はもちろん、テーブルから椅子に至るまで、一度訪れたら忘れられない場所かもしれないです。

時間が止まったかのような静けさ。言葉や写真では伝えきれないのだけど、

少し緊張感を持ちつつ食事をしてました。なんとも贅沢な時間だなと思います。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

デザートは、パウンドケーキとコーヒーの組み合わせを頂きました。

しっとりしたパウンドケーキ。コーヒーとの相性も抜群です。

帰り際に店主の方とお話しし、素敵な本屋さんがあるから行ってみてくださいね!と言われ、

行こうとしていた本屋さんだったので、そちらに向かうことに。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

まだまだこんな建物も残っているのですね。可愛い!!

くふやさんから歩いて5分ほどで到着。途中にもちらほらお店がありますが、

あいにく定休日っぽく、建物探訪も少し。

そしてついたのは、こちら。外観から素敵な佇まい。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

古ビルに萌えてしまうので、パシパシと写真を撮り過ぎました。良いファサードです!!

ここは、BOOKNERD。店名の通り、本のオタク店主がキュレーターとなって、

新刊本やリトルプレスをはじめ、アートブックや写真集、

国内外のエッセイなどもセレクトしてます。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

本棚は自作ですかね?そこは聞いてませんが、雰囲気がとてもあってて良いな〜と。

個人的に気に入ったのは、刺し子の本。他にもたくさんありましたが、旅先で本を買うと、

重たいですよね。実際のところ。まぁ、配送すれば良いのだけど(笑)

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

ITOSHIZUKUと名付けられた刺し子の本。バイリンガル表記です。

刺し子は規則性のある連続したモチーフの東北の伝統産品。

今では、たくさんの商品もありますね。そんな刺し子の話が書いてある本。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

シンプルなディスプレイ。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

奥行きのある店内にはたくさんの書籍があります。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

ジャケ買いしそうな本もたくさん。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

う〜ん。時間が足りなくなってきました。

また今度来ようって、思ってもすぐには来れないので、次回またきます!

って言ってお別れしました。ゆったりできちゃう本屋さんでした。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

周りにもちらほらお店がありますので、散策コースです。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
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続いて向かったのは……昭和な参道が今も残るエリアに。

ここもきたかった場所、BOOKNERDさんから歩いても行けるParkに。

ずっとこの場所にある昔ながらの喫茶店。

パークではなくパァクです(笑)

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

ソフトクリームのスタンド、パァクの看板。萌えます……

躊躇せずに入り口の扉を開けて4人がけに着席。

当時のままのテーブルと椅子がなんとも落ち着きます。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

なんとなく、山小屋風?なスカンジナビアンな感じ??

意図的にこういう壁面にしたのでしょうけど、シンメトリーな感じに

フレームもセットされてます。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

タイムスリップできます。ここでも。

外はまぁまぁ寒かったですが、どうしても食べたかったものをオーダー。

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
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ジャジャーン!名前は「アルペン物語」。雪山にスキーのストックがあるスイーツ。

ソフトクリームに抹茶ソース、その下にはチーズケーキ。

まぁまぁボリュームのあるスイーツですが、ここでは大人気の一品です。

しばらくボーッとする時間を楽しみつつ、スマホでインスタをチェックしていたら、

あっという間に日が暮れてしまいました。その後、街に出たらなんと雪が!!

文豪たちが青春時代を過ごした街(盛岡編)【東奔西走の旅】
出典 FUDGE.jp

オレンジ色の電球は、ヨーロッパの街並みに似ていますね。深々としてます。

気温差の激しい凍えるような寒さでしたが、短時間で満喫した時間でした。

本当は他にも行きたいところはあったのだけど、定休日も多くて今回は断念。

冬の盛岡は雪もあったり、とっても寒いのだけど、どのお店も温かく向かい入れてくれます。

ぜひ、冬の盛岡に!!

 

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Text:塚本太朗

RIDDLE DESIGN BANK/FOUNDER 。駅ナカなどの商業施設や路面店などライフスタイルを中心に

ショップディレクションしたりデザインしたり。

また、ドイツ語圏から買い付けてくる雑貨店「マルクト」も運営。instagram→こちら

同名の著書をはじめ、ウィーンの街歩き本「ウィーントラベルブック」(東京地図出版)

近著に「ウィーンこだわり旅ブック」(産業編集センター)など。

 

 

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