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フラワープリントの絶妙な駆け引き。私的本命パンツ4。(Maki Saijo)

  • 2015.9.5
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ロマンティックなフラワープリントに相反するような、マスキュリンなゆるっとしたシルエットのパンツ。そのバランス感に今年はあやかりたい! 2015-16秋冬プレタポルテコレクションから私のハートを射止めたパンツをご紹介。

ステラ マッカートニーのエシカルなハイウエストパンツ。

洗練された着やすそうなシルエットから自由なムードが漂っていたステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY )。こちらの鮮やかなブルーのトップに溶け込むようなディープグリーンのハイウエストパンツは、まるで豊かな大地や自然のよう。環境を配慮したエシカルなブランドらしい配色です。一見シンプルながらも、フラワープリントがあしらわれ、さりげなく明るさとフェミンンな個性が際立っています。リラクシングな都会のラグジュアリーを表現するパンツは、活動的な平日や夜のお出掛けにどんなときにも最適。デイリーに使える1本は重宝しそうです。

ドリス ヴァン ノッテンの折衷主義ワイドパンツ。

毎シーズン私のハートを掴んで離さないドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTTEN)。デザイナー自身、プライベート広大な花園を所持するほど花を愛する一人。その環境がコレクションに影響を及ぼしているのかデビューから取り入れ方に変化を見せながらもフラワーモチーフは多々登場。今シーズンのランウェイでもワードローブはもちろん、首もとに添えた大きなコサージュや、小花柄のトレーンスカートなどが散りばめられていました。ただ単純な花モチーフとは一線を画すのがドリス ヴァン ノッテン。写真のようなアジアと西洋の折衷主義を想起させるようなフラワープリント。さらに、スーパーワイドなシルエットでアンニュイなのにピンクな色づけが可憐。その両方の絶妙なバランス感が詰まったパンツはお見事!

ジェンダレスなグッチのセットアップ。

グッチ(GUCCI)のクリエイティブディレクターに抜擢されたアレッサンドロ・ミケーレの初めてのウィメンズコレクション。「The Contemporary is the Untimely(コンテンポラリーとは反時代的)」をテーマに掲げたショーは、誰にとっても想像を超越したはず。ジェンダレスなワードローブを提案し、ジャケットとパンツのセットアップを中心に男性モデルもランウェイを歩いていました。中でも、この水彩画のようなペイントプリントが散りばめられたパンツスーツに視線が釘付け! だて眼鏡やルーズな丈にあえてフラットシューズを合わせたりするギークな小物使いも効いています。男性と女性の装いにボーダーを引かない。その選択が今年のファッション楽しむ一番の方法かも?

マルニが魅せる最旬バランス。

素材の質感と色に趣向を凝らしたマルニ(MARNI)2015-16秋冬コレクション。序盤はファーを部分的にたっぷり用いたブラウンやホワイトなど秋を想起させるカラーのルックが次々と登場。中盤からはイエローやレッドと明るいカラーが加わり、さらに個性的な色のフラワーモチーフが開花。中でも、同柄のロングコートにレイヤードするかのようにフルレングスのパンツを合わせ最旬バランスが目を引きました。黒い花のモチーフが新鮮で存在感大! センチメンタルな気分になりがちな秋を謳歌すべく、いつもより大胆な装いで街を闊歩してみたいです。

参照元:VOGUE JAPAN

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