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おうちホテルや冷食食べ比べ…人気コミックライターむぴーさんが提案する「親子遊び99リスト」

  • 2022.3.3
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長引くコロナ禍で自粛生活が続くなか、子どもとの遊びがマンネリ化しているご家庭も多いのではないでしょうか?

家族で過ごすのはめっきり家の中、遠くにもなかなか出かけられない…。子どもとの時間をいまいち楽しめなくなってきた…。

そんな子育て中の日々に閉塞感を感じたら、ぜひ手に取ってほしい1冊があります。

人気コミックライターむぴーさんの新刊『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』(CCCメディアハウス)は、作者むぴーさんが家族でやったら楽しいことを集めた親子遊びの厳選リスト。

本書の魅力は、なんといってもお金をかけなくても、遠くに行かなくても、楽しめるアイデアがつまっていること。なおかつ、大人も思わずワクワクする“ときめき”に満ちています。

「子ども時代、こんな遊びがしたかった…!」と親自身が子ども時代を取り戻せるような、まさに親子遊びのバイブルです。



■非日常感が味わえる!自宅で楽しむ親子遊びアイデア

外で思い切り体を動かすことが大好きな子どもにとって、おうち時間は退屈に感じやすいかもしれません。長引く自粛生活で、おうちで楽しめる遊びネタに悩むママ・パパもきっと多いでしょう。

とはいえ、子どもに合わせた特別な遊びばかりを考えるのは、正直大変…。親自身の息抜きも難しくなりますよね。

だからこそ、本書が提案するのは、「いつもとちょっと違うこと」を大人も子どもも心から楽しむこと

“ちょっとだけ”普段と変えてみる、いつもならやらないことに視線を向ける…、そんな親子遊びの新たな視点を示してくれます。

以下、おうち時間が格段に華やぐ親子遊びを本書から一部ご紹介します。

▼非日常空間を再現する「おうちホテル」



「おうちホテル」は、自宅にあるものでホテルを再現して、非日常空間を味わうアイデア。

フロントでのチェックインから始めれば、いつもの自宅が特別な場所に。ベッドや布団の配置を変えたり、その日だけはリビングに布団を敷いてみたり、ちょっとした変化が日常の風景をガラリと変えてくれます。

▼気になる冷凍食品を味わい尽くす「冷食食べ比べ」


メーカーごとに数種類の冷凍食品を並べて食すのは、ちょっぴりリッチな気持ちを味わえるはず!

メーカーそれぞれの個性を発見できたり、自分好みの商品を見つけられたり、家族みんなで意見を交わし合うのも楽しいひとときになるでしょう。

▼防災訓練にもなって一石二鳥!「停電サバイバル生活」



「もしも停電になったら…?」という設定で生活してみる「停電サバイバル生活」は、万が一の備えにもなるおうち時間アイデア。

食事は缶詰&レトルトでしのぎ、手元を照らすのはランタンもしくはロウソクを使用します。ちょっぴりワクワクしながら、非常時の不便な暮らしをあえて体験するのは、親子にとってよりよき学びの時間になるはず。備蓄の消費期限が迫っているタイミングにも!

▼家の記録も残せる「ルームツアー動画撮影」


子どもたちが案内役となって、ルームツアー動画を撮影する遊びアイデア。カメラの前で緊張しながらも、いつもとちょっぴり違う子どもの姿を親子で楽しめるでしょう。

家の記録も残せるので、数年後、数十年後に、現在の暮らしぶりを懐かしい気持ちで振り返られるのもポイントです。


■近場だって楽しめる!いつか叶えたい親子でお出かけプラン

遠出が難しい日々が長らく続き、家族旅行がおあずけ状態のご家庭も多いでしょう。

旅行に出かけることは、日常から離れた場所で新鮮な景色に触れる楽しみがあります。しかし、視点を変えれば、普段見慣れた景色も新鮮な気持ちで楽しめるはず!

そんな日常の風景に彩りを与える「親子のお出かけプラン」を本書からピックアップしてご紹介します。

▼屋外でアートを楽しむ!「外でお絵かき」


室内ではすぐに飽きてしまうお絵描きも、屋外で目的物を定めて絵を描けば、子どもたちの集中力もアップ!密にならない広い場所で、のびのびとお絵描きを楽しめます。

外の空気を吸いながらじっくり絵に向き合う時間は、大人にとっても子どもにとってもよいリフレッシュタイムになるでしょう。



▼目的を決めないまま近所をふらり!「ご近所遠足」


行き先は決めず、気持ちの赴くままに、家の近くを散策するお出かけプラン。

近所とはいえ、お弁当とレジャーシートなど遠足セットを持って出かけるだけでも、心がワクワクしますよね。

眺めのよい場所でお弁当を広げて、子どもたちとまったり過ごす穏やかな時間は、小さな幸せを感じられるひとときです。

▼自分で考える良い経験にもなる!「500円ショッピング」


いつもは「買って!」とおねだりする側の子どもたちに、お金を渡して好きに買い物をさせる遊びアイデア。

予算内ならOKというルールで、子どもが欲しいものを否定しないのが肝!

予算内で折り合いをつけ、自分の頭で考えながら買い物をする機会は、子どもにとってもよい経験になるでしょう。

▼住んでいる土地の良さを再発見!「地元旅行」


今住んでいる地域で観光・宿泊を楽しむお出かけプラン。

住んでいると意外に行かない場所にあえて出かけてみたり、ずっと気になっていたスポットに満を持して訪れてみたり、通常の旅行とは異なる旅の魅力が味わえるはず!

住み慣れた土地の新たな顔を楽しめるでしょう。


なお、本書の後半では99個のリストからむぴー家で実践した体験レポも掲載されています。


「なるほど…!」と参考になるリアルリポートとともに、心温まるむぴー家の風景に気持ちがほっこりさせられます。

■作者むぴーさんが本書に込めた想いとは?

このたび、『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』を上梓したコミックライターのむぴーさん。今回特別にご本人からメッセージをいただきました。

自分が子どもの頃に「わくわくした経験ってどんなのだったかな…?」って考えると、必ずしもお金をたくさん使うようなことではなくて。なんでもない小さなことだったり、ちょっとしたお出かけだったり、日常の中のちょっとした非日常だったり…。

そんなちょっとしたことが自分にとってとても大切な思い出になっているので、自分の子ども達にも同じような思い出が残れば良いなと思ったのがこのリストを作ったきっかけです。

その後、今までの自分の思い出を振り返ったり、「どんなことやったっけ?」と兄弟や両親に聞いてみたり、家族に「どんなことしてみたい…!?」と聞いたりしながらリストを増やしていきました。

この本の執筆中もコロナ禍であまり遠出したり人の多いところに行ったりできず、「せっかくの休みなのに全然楽しいことしてあげられないな…」と思っていたのですが、取材と称して、家の中や近所でもできるこの本にあるアイデアを色々やってみたんです。

そうしたら「すっごく楽しかった!!」「またあれやりたい!」「次はこれやりたい!」と子どもたちがとても喜んでくれました!

楽しいことっていうのはそこら中に散らばっていて、この本はそれを見つけるちょっとしたヒントがたくさん載っているんじゃないかと思います。

読んだ人にとって、この本が少しでも家族で楽しい思い出を作るきっかけになったらとてもうれしいです。
「お金をどれだけかけたか、どれだけ遠くにでかけたか」とは関係なく、何気ない日常にも楽しいことがたくさん散らばっていることを示してくれる本書。

むぴーさんおすすめの使い方は、「パッと開いたページにある項目をあまり考えずとにかくやってみる!」なんだそう。

いまだ落ち着かない日々が続いていますが、本書をお供にあなた自身の「家族でやりたいこと」を見つけてみてはいかがでしょうか?


本書は、家族でやったら絶対楽しいことだけを集めたリストです。むぴー家で実践してみたクスリと笑える体験レポ漫画も掲載! 子供たちの無限の発想力にほっこりと癒される一冊です。

(倉沢れい)

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