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ホワイトデーの由来は?日本発祥って本当?おすすめギフトや相場は?

  • 2022.3.3
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【2024年1月24日更新】3月14日は、「ホワイトデー」です。バレンタインデーにチョコレートをもらった人がお返しをする、というホワイトデーの風習は日本発祥。同様の風習があるのは、日本の風習を取り入れた中国や韓国など一部のアジア諸国だけなのだそうです。今回はホワイトデーが誕生した経緯や、「ホワイト」である理由、お返しの相場や選び方を紹介します。


3月14日は「ホワイトデー」です。ホワイトデーの由来やおすすめのギフトを、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

ホワイトデーの由来は?

ホワイトデーといえば、バレンタインデーにチョコレートなどの贈り物をもらった人が、お返しをする日ですよね。このホワイトデー、日本発祥の風習ということはご存知ですか?

そもそもバレンタインデーは、世界各国では「恋人たちが愛を確かめ合う日」で、食事を楽しんだり、プレゼントを贈り合ったりする日。女性から男性にチョコレートを贈るのは日本独自の風習です。

1970年代、日本流のバレンタインデーが広まるにつれ、「贈り物をいただいたら、必ずお返しをする」という日本的な感覚から、お返しをする人も増えていきました。

そこで、菓子業界が、マシュマロやクッキー、キャンディをお返しの品として提唱。当初は「マシュマロデー」「キャンディの日」等、名称も日程もさまざまでしたが、1980年に全国飴菓子工業協同組合が3月14日を「ホワイトデー」と命名し、それが広がっていきました。「白は純潔のシンボル、若者のさわやかな愛の象徴」ということで、ホワイトデーという名称になったそうです。

3月14日になった理由は諸説ありますが、そのひとつは、バレンタインデーの由来にもつながっています。古代ローマ時代、聖職者のバレンタインは、国策で自由恋愛が禁止されていた兵士と恋人を憐れんで、密かに結婚式を行いました。それが皇帝に知られ、バレンタインが処刑されたのが2月14日です(この日がバレンタインデーになりました)。その1カ月後の3月14日、兵士と恋人が改めて愛を誓って結婚したと言われています。

ちなみに、ホワイトデーの風習があるのは、日本の風習を取り入れた中国や韓国など一部のアジア諸国だけです。

何をお返しするといいの?

かつて、ホワイトデーのお返しは「もらった額の3倍返し」と言われた時代もありましたが、今は「もらった額と同じ〜少し高め」くらいが標準のようです。

ホワイトデーギフトの一番人気は、性別や年代を問わず贈りやすい「お菓子」。キャンディ、クッキー、マシュマロなどの定番に加え、マカロン、マドレーヌ、ラスク、チョコレートなど多様です。メジャーなパティスリーの商品でも、ホワイトデー限定商品なら「食べたことない!」と喜んでもらえそうですね。

アロマグッズ、入浴剤や保湿クリーム、ハイセンスな文房具なども、オシャレなビジュアルのものが多く、価格帯も幅広いので選びやすいでしょう。

本命チョコへのお返しなら、ディナーやランチ、フラワーも人気があります。

また、パートナーへのお返しなら「記念に残るもの」もよいのですが、バートナー以外には「食べたり使ったりして、残らないもの」を選ぶのがスマート。義理チョコのお返しでも、「いつもありがとう」のひと言を忘れずに添えたいですね。

監修:三浦康子

和文化研究家。日本の文化を今に生かす方法をさまざまなメディアで提案。「行事育」提唱者。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)他多数。

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