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「妊娠出産は奇跡の連続」困難を乗り越え出産した記録に、読者からも体験談が届く!

  • 2022.3.2
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妊娠・出産。多くの人が経験してきたことであり、つい当たり前のことに思えてしまうものですが、すべてが順調にすすむとは限りません。あさのゆきこさんの連載「出産の記録~低酸素性虚血性脳症の娘と私」は、ひとつの命を授かり無事出産することが、どんなにすごいことなのか気づかされるとともに、「命って尊いものなんだ」と改めて真摯(しんし)な気持ちにさせてくれる連載です。

■次々と困難が降りかかる妊娠・出産
主人公のあさのさんは30代の漫画家。以前は東京に暮らしていましたが、結婚を機に地元の京都に戻りました。



結婚して半年後、あさのさん夫婦は妊活を始めます。そして、初めての妊娠が発覚! 自分のおなかに赤ちゃんがいるんだ! と不思議な気持ちになったり嬉しくなる反面、仕事が大事な局面を迎えていることもあって、不安で急に涙が流れてしまうことも。

そんなある日、妊娠8週で検診に行った際に悲しい事実が発覚します。赤ちゃんの心拍が確認できなかったのです。医師から告げられたのは、繋留流産。あさのさんは、仕事のことを考えて妊娠を素直に喜べなかった自分を思い出し、罪悪感と喪失感でいっぱいになるのでした。



流産をしたことで、あさのさんの「赤ちゃんがほしい」という気持ちがより強くなります。療養後、妊活を開始。しばらくして、なんと「赤ちゃんが来てくれた」のです! しかし、前回の流産があったことから、「何かあるかもしれない」と喜びすぎないようにするあさのさんでしたが…。


エコーで赤ちゃんを見たことで、妊娠を実感したのでした。


しかし、今度の妊娠には、つらい出来事がたくさんありました。妊娠7ヶ月の終わり頃、あさのさんに最初の異変が訪れます。おなかの張りが強く切迫早産の危険があり、急遽入院することに。その後9日間の入院でおなかの張りは落ち着き無事退院。「大変な思いをしたんだから、もうトラブルは起こらないよね?」退院時にそう思うあさのさん。しかし…。

臨月に入ったばかりのある夜のことでした。腹痛が起こり、おなかはずっと張りっぱなし。「何かおかしい…」と迷った末、夫を起こして病院へ行くと…。



常位胎盤早期剥離とは、正常に付着した胎盤が赤ちゃんの出る前に子宮からはがれてしまうこと。そうなると、赤ちゃんは胎盤から酸素をとれなくなってしまいます。

お願い! 無事に産まれてきて!

果たして、あさのさんの出産は? 赤ちゃんの容体は? 早く無事を知りたくて、祈りながら読み急いでしまうこと必至の展開です。


■妊娠・出産は奇跡の連続! 読者のコメント
あさのさんの出産記録を読んだ読者からは、「妊娠・出産は奇跡だ」という声が多く届き、また自分の出産のときに起きた出来事や、そのとき抱いた感情を思い出す人もいました。

改めて、命の尊さを思い知らされました。そして、みんな当たり前のように妊娠・出産できるとは限らないと気付かされました。私はたまたま元気な子を出産できましたが、私の身に起こっても何ら不思議ではない出来事だなと思いました。我が子を大切に大切に育てたいと思いました。


いつも思うのですが、皆さん「普通」に出産できて「普通」の子が産まれてくる事をイメージしすぎじゃないですか? ネガティブになれとは言いませんが、「普通」がいかに幸せなことか考えてほしい。


20歳で出産した。保育の専門学校時代60人1クラスだったが、このクラスで障がいのある子の親になる人は、3、4人いると言われた。また、心室中隔欠損は100人中2、3人の確率と言われた。若いからって障がいや病気の子を産まない保証はない。宝くじに当たる確率より高い。自分が健康で生きてこれたのが当たり前ではない事に感謝した。


緊急帝王切開のときの泣き声が聞こえない不安…スゴくわかりました。ここまで書いていただきありがとうございます。 怖かった…ひたすら怖かった。でも…覚えててよかったと思っています。


妊娠もお産も、自分が思い描いた出産と違うんだなと経験して知りました。計画的に立ち会い出産などできるのは幸せだと思います。妊娠から出産までの時間も大切ですが、出産後こそ一番ママの体をねぎらってほしいです。お産にどんな事が起きても、頑張って生まれてきてくれた我が子は愛しいですし、本当に奇跡だと思います。


出産は人それぞれ違って、大変。 とりあえず、無事生まれてよかった。 異常時は産声が本当に嬉しい。 よく、異常に気付けたなと思う。 それだけ、通常と違ったのかな…と。


当時まだネットなどの情報はあまりなく若かった事もあり悪い事がおきるなどと考えもしていませんでした。この記事にある早期剥離の時の本人と赤ちゃんの死亡率を見てあらためて思い出す怖さと無事に出産できたことに感謝しました。


出産ってほんとに母子が生きてることがどれだけ幸せなことか改めて気づきました。当たり前に思ってても次もし妊娠したら自分がその立場になるかもしれないという「命懸け」な事なんだって感じました。

読者のコメントを読んでいると、誰の妊娠出産にもそれぞれドラマがあるのだと気づかされます。大切な我が子をおなかで育て、命がけで産む。ずっと昔から人類が経験してきたことですが、どんなにテクノロジーが進化しても、妊娠出産に関してはすべてをコントロールすることはできないはずです。だからこそ、胸に響くドラマが生まれるのでしょうね。

赤ちゃんとあさのさんのその後は、ウーマンエキサイトに掲載されています!

(ウーマンエキサイト編集部)

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