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豆がゴロゴロ!中国のおしるこ"喳咋(ざーざー)"

  • 2022.3.2
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dancyu3月号の第二特集「極上のあんこ」にて、中国に根付くあんこ文化を教えてくれた早稲田「甘露」さん。誌面に収まらなかった、もう一つのあんこ甘味をご紹介します。ココナッツが香る、豆いっぱいのおしるこです!

豆がゴロゴロ!中国のおしるこ"喳咋(ざーざー)"

■ほっこり癒される、ココナッツ風味のおやつ

「甘露」は中華スイーツと中国茶のカフェ。メニューにはあんこをのせた双皮奶(広東式ミルクプリン)などが並び、どれも魅力的で目移りします。そのなかで気になったのが“喳咋”。「ザーザー」と読むそうですが、どんなスイーツ?

「いろいろなお豆とお芋が入ったココナツ風味のおしるこです。東南アジアから入ってきたおやつなんですよ」と教えてくれたのはマダムの向井舞子さん。

食べてみると、ココナッツミルクのやさしい風味がほくっと煮えた豆を包み、どこか懐かしい素朴なおいしさ。ほっこり癒される〜!

そこで、つくり方を向井さんに教えてもらいました。豆を火にかけたら、あとは柔らかくなるのを待つだけ。とてもシンプルなので、好きな豆を組み合わせて、ぜひつくってみてください。煮ている時間から幸せな気持ちになりますよ。

□“喳咋(ざーざー)”のつくり方
材料
材料

◇材料 (4杯分)

豆*1:
・ 小豆:30g
・ 赤いんげん豆:30g(金時豆)
・ 白いんげん豆:30g(手亡豆)
・ 緑豆:30g
・ ひよこ豆:30g
片糖*2:160g
ココナッツミルク:120ml
ココナッツフレーク:少々
蒸したさつまいも:適宜


*1 お好みの豆でOK。計150g用意しよう。
*2 サトウキビの香ばしさが残る、中国の板砂糖。きび砂糖で代用可。

(1)豆を合わせて洗う
豆はすべて混ぜ合わせ、水でサッと洗っておく。

(2)熱湯で豆をゆでる
鍋に水1.4ℓを沸かし、①の豆を入れる。小豆の量は少ないので渋切りは不要。

熱湯で豆をゆでる
熱湯で豆をゆでる

(3)90分、ふつふつ煮る
再び沸騰したら蓋をずらして少し隙間を開けた状態で、90分煮る。火加減は湯の表面がふつふつと沸く程度に。

90分、ふつふつ煮る
90分、ふつふつ煮る

(4)片糖を加える
豆が十分柔らかくなったら、片糖を入れる。片糖がすべて溶けたら、さらに10分煮る。

片糖を加える
片糖を加える

(5)器に盛り、仕上げる
器に盛り、1杯にココナッツミルク30ml、好みでココナッツフレークとさつまいもをのせて完成。

完成
完成
外観
外観
スタッフ
スタッフ

◇店舗情報

「甘露」
【住所】東京都新宿区西早稲田3‐14‐11
【電話番号】03‐6823‐5484
【営業時間】11:30~18:00
【定休日】木曜 ほか不定休あり
【アクセス】都電荒川線「面影橋」より4分、東京メトロ「早稲田駅」より10分


文:上島寿子 写真:三浦英絵

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